撮れたて箕面ブログ-詳細版

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萱野小学校でNPOインターナショクナルのスタッフによる食の多文化共生ワークショップが行われました

2009年11月13日 | 詳細版
 11月13日(金曜日)、箕面市立萱野小学校(萱野2-7-40、児童数579人、南橋正博校長)で、NPO法人インターナショクナル(代表理事 菊池信孝)のスタッフが、5年生(102人)と約50人の保護者らを対象に、食の多文化共生ワークショップを行いました。

 NPO法人インターナショクナルは、食の視点から多文化共生社会を推進することを目的に、2006年7月に発足しました。イベント会場や飲食店のメニューへの原材料ピクトグラム表示の普及活動、食に関する無料情報誌「NASHOL」の発行活動などを実施し、国籍や文化の違いに関わらず誰もが安心して食を楽しめる環境を提案しています。

 この日は、午前11時に、5年生と保護者らが体育館に集まり、「探して、知って、聞いてびっくり 食のちがい-食を通して文化を知ろう-」と題したワークショップが始まりました。
 児童たちは10人ずつのグループに分かれて、クイズを楽しんだり、外国からの留学生の話を聞いたり、外国のお菓子を試食したりして、食文化の違いなどの理解を深めました。
 「世界の食べもののマークをみつけよう」では、イスラム教徒やユダヤ教徒のかた、菜食主義者のかたが安心して食べられる表示、ハラルマークやコーシャマーク、ベジタブルマークを、実際の外国のお菓子などのパッケージから探しました。

 また、大阪大学言語文化研究科の留学生であるインドネシア人のテグ・セチア・アヌグラハさん(28歳)からは、缶ジュースと勘違いしてチューハイを飲んでしまったことや、油と間違えてみりんで料理しようとした体験談などが語られました。

 最後は、児童たちから「宗教のために、豚肉などが食べられない人たちがいると知ってびっくりした」「外国と同じように、言語が分からなくてもどういう食べものかがわかるマークが日本でも必要と思った」といった感想が語られました。

 この日、ワークショップの司会を担当したインターナショクナルの林和子さんは、「国際理解というと、英語圏を連想してしまうことが多いのですが、今日のようにアジアの文化についても、もっと多くのかたに知ってほしいですね。子どもたちは、普段はほとんど外国のかたの話を直接聞く機会がないと思うので、今日の経験は貴重だったと思います。今後もこのようなイベントを実施して、多くのかたに理解してもらいたいですね」と話しました。

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