撮れたて箕面ブログ-詳細版

箕面市公式ブログ「撮れたて箕面ブログ」の詳細版。「撮れたて箕面ブログ」で伝えきれなかった情報をお届けします。

新学期からは、手洗いでばい菌撃退!「キッズ感染セミナー」開催

2010年03月25日 | 詳細版
 3月25日(木曜日)、箕面市立病院リハビリテーションセンター(萱野5-7-1)で、感染予防のために正しい手洗いの仕方などを学ぶ「キッズ感染セミナー」が開催され、小学4~6年生の児童(16人)とその親(14人)が参加しました。

 院内感染予防対策やインフルエンザ対策などを行っている箕面市立病院の看護師や薬剤師、医師などで構成された感染対策チームが、平成15年から毎年この時期に行っていて、今回で7回目の開催となります。

 「キッズ感染セミナー」は、小学4~6年生の児童とその親を対象に、正しい手洗い方法を学んだり、ばい菌などを顕微鏡で観察したりすることで、菌に対する心構えや正しい知識を身に付け、また病院のことをより身近に感じてもらおうと行っているものです。

 まず最初に、医師と看護師からばい菌や手洗いについての説明があり、その中で新型インフルエンザやノロウイルスなどの対策の基本は、手洗いとうがいであり、正しい方法で行うことが非常に大切であるという話がありました。指の間や爪、手首までしっかり洗い、流水で十分にすすぎ、きちんと乾かすなど、正しい手洗いの方法を教わった後、普段の手洗いでどれだけ汚れが落ちているのか、手洗いのトレーニング教材を使って、実習が行われました。

この教材は蛍光塗料を含んだクリームを手に塗り、専用ライトを使うと蛍光成分が白く見えるというものです。参加者らはクリームを手に塗った後、まずは普段通りの手洗いをして、専用ライトで確認しました。参加者らは想像以上に、普段の手洗いが不十分だったことに驚き、手がきれいになるまで何度も教えてもらった手洗い方法を挑戦していました。

 その後、顕微鏡を使って人間の便を見たり、インフルエンザの検査キットや、体内から取り出し瓶に詰めた回虫や約8メートルあるサナダムシの成虫などを観察しました。
 最後には「手洗い博士」になったことを証明する表彰状が、参加した子ども全員に手渡されました。

 セミナーに参加した棚橋陸(たなはしりく)さんは「しっかり洗っているつもりでも、ばい菌がほとんど取れていなくてびっくりしました。これからは、家でも、今まで以上にしっかり洗いたいと思いました」と話しました。

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投票箱や記載台など、実際に選挙で使われる道具で生徒会選挙!

2010年03月08日 | 詳細版
 箕面市立第一中学校(小北武夫校長、新稲3-2-1、生徒数610人)で、実際の選挙で使用される投票箱などを使った2010年度前期生徒会役員選挙が行われ、3月17日(水曜日)の投票日を前に、3月8日(月曜日)から期日前投票が行われています。

 生徒会選挙を実際の選挙に近づけることで、選挙の大切さを実感し、選挙に関心を持ってもらうため、箕面市選挙管理委員会と連携して2年前から行っています。
 
 今回の生徒会選挙は、4月から9月までの前期生徒会の正副会長各1人と執行役員4人を決めるもので、1年生6人と2年生4人の計10人が立候補しました。3月5日(金曜日)には立候補者と応援者による立会演説会が行われ、「生徒会新聞・放送の継続」や「購買部の常時設置」などの公約を「有権者」(1、2年生318人)に訴えました。また各立候補者が作成した顔写真入りのカラーポスターが校内6カ所の掲示板に掲示されています。

 3月8日(月曜日)午後0時30分、投票所入場案内券を持参し、生徒らが投票を行いました。投票所となる教室には実際の選挙で使用される記載台、投票箱が設置されました。期日前投票の1日目となる今日は約60人の生徒が投票を行いました。

 今回、副会長に立候補した2年生の佐々木亜沙美さんは、「以前から、もっとみんなの意見が反映されるような学校作りを行っていきたいと思っており、今回、副会長に立候補しました。公約で掲げている『飲み物販売の続行』などを実現していきたいです」と話しました。

 選挙管理委員を務める2年生の舟場公亮さん(ふなばまさあき)は「実際の選挙で使用される投票箱などを使っているので、勉強になります。明るい学校作りのための大事な選挙なので、多くの人に投票してほしいです」と話しました。

開票結果は3月17日(水曜日)に発表され、当選者には、当選証書の授与が行われる予定です。

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明日(3月6日)は啓蟄 箕面公園昆虫館で放蝶体験が行われています!

2010年03月05日 | 詳細版
 明日3月6日(土曜日)は、暦上、冬ごもりしていた虫が地上にはい出る啓蟄(けいちつ)です。府営箕面公園昆虫館〔箕面公園1-18、久留飛克明(くるびかつあき)館長〕では、さなぎから羽化したばかりのチョウを温室に放つ放蝶体験が行われています。

 昆虫館には室温が20度前後に保たれた放蝶園があり、常時約20種、約400匹のチョウが放たれ、優雅に舞う姿を間近に見ることができます。そこでは、主に亜熱帯地域である沖縄のチョウを飼育していて、毎日チョウが羽化しています。放蝶体験は、昆虫館が、飼育箱で羽化したチョウが最初に飛ぶ瞬間に立ち会い、昆虫に親しみをもってもらおうと行っているもので、希望する来館者が当日先着順で体験することができます(日によって羽化するチョウの数が違いますので、体験できない場合もあります)。

 今回放蝶された蝶は、「スジグロカバマダラ」で、飼育用のケースから出されるとすぐに飛び立ち、初めて飛んだチョウのようすを、参加者らはじっくり見ていました。この他にも、園内には「ツマムラサキマダラ」、「リュウキュウムラサキ」、「コノハチョウ」などのチョウがいます。

放蝶体験をした山浦由加里さんは、「チョウの色はカラフルで、形もいろいろなので見ていておもしろいです。ここには、普段見ることができないようなチョウを見ることができ、また今回、放蝶体験ができてとても楽しかったです」と話しました。

 昆虫館のスタッフの澤田義弘さんは、「チョウが初めて飛ぶ瞬間に立ち会うことは、思い出に残る楽しい体験だと思います。放蝶体験は毎日やっていますので、ぜひ一度昆虫館に来てください」と話しました。


【問い合わせ】
府営箕面公園昆虫館
開館時間:午前10時から午後5時(入館は午後4時30分まで)
休 館 日:火曜日(但し、火曜日が祝日のときは開館し、翌日休館)
※夏休み・11月は休館日なし
入 館 料:大人 270円、中学生以下無料
お問い合わせ:電話072-721-7967、ファクス072-721-7655)

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昭和9年以来、箕面の地に! 箕面経塚出土品の和鏡や銅銭が展示されています

2010年03月01日 | 詳細版
 3月1日(月曜日)から3月31日(水曜日)まで、発見された昭和9年以来、大阪府が管理していた箕面経塚出土品の和鏡や銅銭が、箕面市立郷土資料館(福田薫館長、箕面6-3-1みのおサンプラザ1号館地下1階)で展示されています。   

 経塚とは、絵巻や仏具を地中に埋納するための施設で、「箕面経塚」は、昭和9年に豊能郡箕面村(現箕面市)の箕面公園内で発見されました。その経塚から出土した、水辺水草蝶鳥文鏡(みずべみずくさちょうとりもんきょう)1面、桜花双鳥文鏡(おうかそうちょうもんきょう)1面、瑞花鴛鴦文八稜鏡(ずいかえんおうもんはちりょうきょう) 1面、銅銭4枚、青白磁菊花形合子(せいはくじきっかがたごうす、蓋1・身2)、青白磁印花蓮弁文小壷(せいはくじいんかれんべんもんこつぼ、蓋1・身2)、褐釉壷(かつゆうつぼ)1点が展示されています。

 銅銭はいずれも渡来銭で、宣和通寶は1119~1125年に中国で鋳造されており、小壷などの磁器も12世紀ごろ(平安時代後期)に中国からもたらされた物であることから、「箕面経塚」の時期もその頃と考えられています。

現在、大阪府下の経塚は26地点報告されていますが、実態のはっきりしないものが多い中、「箕面経塚」は発見された出土品が現存する数少ない例であり、造営された年代も26地点の中では古い部類に属しています。
 
「箕面経塚」が発見された場所から、北東に国指定の史跡を持つ勝尾寺が、南西には箕面滝の信仰から発展した瀧安寺があります。これらの寺は、「箕面経塚」が築かれた平安時代後期に浄土思想を広めた聖たちの一大拠点であったため、「箕面経塚出土品」は、平安時代後期の信仰を知る上で欠くことのできない、当時の人々の信仰心を如実に示す貴重な文化財です。

 この展示を見学した篠原昌彦さんは、「元々、箕面にあった物なので、こうやって箕面の地でそれが見られるというのはうれしい。また、市民もこういう機会に、経塚のことやそういった箕面の歴史を学べるので大変ありがたいです」と話しました。

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