野原うた

日々美しい自然の花や生き物などを紹介するブログ。

カラスビシャク

2007-05-05 | 単子葉植物・ヤシ亜綱
科名:サトイモ科Araceae
属名:ハンゲ属Pinellia
和名:カラスビシャク
漢字:烏柄杓
学名:Pinellia ternata
読み:ピネリア・テルナタ
別名:半夏(はんげ)、ヘソクリ、ホソクビ=ホソクミ(保曾久美)、
百姓泣かせ
流通名:――
英名:――
撮影場所:神奈川県ズーラシア園内
撮影日:2007.05.05

先日ムラサキハンゲを見つけた側で、
こんなにワサワサと生えるカラスビシャクを発見しました!

やはりムラサキハンゲとは色が違うなあ!と実感。
すぐ隣で生えてるのに、こんなに色が違うとは不思議だなあと思います!



↑上の写真の左側、まだ小さいですが、葉っぱの中央にムカゴができはじめています。
サトイモ科らしい葉です!
後姿のつるっとした感じが、蛇が鎌首もたげているよう。
付属体は舌に見えます・


上の写真右は仏炎苞の下側が開いてきたところ。↑
花粉が出てくる頃、こうやって苞をひらき、虫たちをうまく誘導するんだそうです。
長く伸びた付属体も虫をスムーズに導くのに役に立っているという説があります。
サトイモ科の多くがそうですが、
この花も腐った肉のような香で虫を呼ぶそうです。
ムラサキハンゲはまだ時期が早かったので、苞も閉じていて、
匂いもありませんでした。

カラスビシャクは、丁度良い頃あいだったのに、
匂いをかぐのを忘れてしまいました
そこまでヘビーな香がするとは思えないけど、
無意識の防衛本能かな・笑

ムラサキハンゲ(=カラスビシャクの品種‘forma’)

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