ひだまりの中での~んびり

カフェと花が好き
ビスクドールを趣味で作っています
日記帳の替わりです

昭和史の

2015-11-15 22:17:39 | 
昭和58年頃といえば亡父が57歳で
定年退職した後の頃。父の書棚に
並ぶ文庫本はこの頃に購入したのだと
分かる。その中で澤地久枝の
「昭和史のおんな」「続昭和史のおんな」
を読んでいる。澤地久枝と言えば
「妻たちの二・二六事件」などで知られ
昭和史のでは文藝春秋読者賞を
受けている。
歴史に絡んだ本を書いて来た人だけに
取材を重ね、心身を消耗させて書いた
本だという事がわかる。取材当時
まだ存命の方がいて、その係累の
人達が続いている重さ。
題材の人達が生きたのは階級闘争など
戦争前の不自由な重い時代。
そして、昭和40年位には最晩年だったりと。
女性の事を書けば当然、それにからむ男性
がいる。私が聞いた事があるのは
小林多喜二、東郷青児くらいしかないが。

強烈な個性の又は、そう生きざるを
得なかった普通の人だったとも言える女性たち。
まわりがわら半紙色に変色
してしまった本のページを繰りながら
今も昔も女性の本質は変わらないとも
今が平和で幸せな時代なのだ
とも思う。

今、手にしているのは犬養孝
「万葉の人びと」新潮社
まだ半分も読んでないが
興味深い。
コメント
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