goo blog サービス終了のお知らせ 

ひだまりの中での~んびり

カフェと花が好き
ビスクドールを趣味で作っています
日記帳の替わりです

今もどこかに

2015-09-04 20:34:18 | 
三浦しをん「木暮荘物語」を
一気に読んだ。
畳を剥がせば薄い床材、
壁も強く叩けば破れるような
築年数も不明なボロい
アパートの住人達の話だ。
阪神大震災まではよくあった
○○荘の名が付くアパート。
最近はあまり見かけないし
選択する人も少ないかも。

住人達は変わった人と言えば
言えるし、人間は一人ひとり
個性や事情を抱えているのだから
みんな普通の人達とも言える。
それぞれの話がさらさらと
時には合流しながら流れて行き
読後は続巻は無理かなぁなどと
考えていた。

三浦しをん「舟を編む」の著者

烏に単は似合わない 阿部智里

2015-06-01 16:36:48 | 

手縫いでピンタックはしんどいとミシンを出した。
ダイヤルを薄物に合わせているのだが
まったくダメ!!ミシンが悪いので
ないなら糸と針を薄物用に
変更してみるしかないと
手芸店へ出掛けた。
今までは近所に大きなお店が
あったのに閉店。少し遠いが
行くしかない。そして折角ここまで
来たのだからとあっちへウロウロ
こっちへウロウロ^^;

ツタヤのカードもスーパーのカードも使えると
言う本屋で平置きされていた本。
「烏(からす)に単(ひとえ)
は似合わない」阿部智里
表紙の絵だけ見るとライトノベル
10代向けか?の感じがある。
ただ、解説文に史上最年少
松本清張賞受賞作とあった
ここが決め手となり、購入^^;

たしかにファンタジー慣れしてないと
ついて行けないかもしれないが
「八咫烏」の支配する世界の
宮廷を舞台にした話だ。
貴族?階級は人間に変身した
まんまの姿で一生過ごせ、庶民は
鳥の姿で働かねばならない。
話は宮廷の姫宮の話で、人間の姿で
表現されているのであまり違和感なく
読んでしまえる。
最後まで読んで、初めてなぜ
松本清張賞を貰ったかがわかる。

新しい世代の感覚・・・この本もマンガ?
ライトノベル?軽そう?だけどしっかり
話を読ませ楽しませてくれた。

第二作を読みたくて本屋へ行ったが
単行本は在庫がなく、文庫は6/10に
発売になると言う。楽しみに
待つ事にした。
第二作は「烏は主を選ばない」だ。


梅雨時期は苦手だが
前庭の額紫陽花

裏庭の紫陽花(手まり型)

夏の花、アガパンサスの蕾が


だらだらと・・・

2015-05-22 21:40:11 | 
ひと月ぶりに眼科へ行ってから
まったくやる気が出ない。目はコロコロし
不快感がある。もらった薬を点すのだが
イマイチすっきりせず。そして目には
悪いかなぁと思いつつごろりと
横になって本を読む(^_^;)

西葛西のコンビニへ寄った際
となりの本屋をふらついていて
試しに1巻のみ買ってホテルや
空港で読んでいた二見書房
「公家武者松平信平」佐々木裕一
自宅に帰ってから最新刊の
11巻まで大人買いした。

内容はと言えば、勧善懲悪、
人情、お江戸、短い文章、
疲れない、お気楽、とまぁ・・
何かで「水戸黄門のような
文庫本」とか)^o^(
マンガとお気楽ドラマとを
掛け合わせたような疲れない本だ。

藤沢周平の「用心棒日月抄」辺りが
源流の時代小説だが、軽さも
ここまで来たかと情けないような
変に感慨深いものがある。
ま、なんやかや言いながら一応
楽しめたのですが^^;

普通の紫陽花に先駆けて
山アジサイが

葉の形がちょっと違って
いますが

キレイだったので思わず


母の遺産-新聞小説 水村美苗

2015-05-06 03:09:06 | 
作者は水村節子と書いてから??
いや美苗だったと書き直し・・・。
調べるとこの二人は母娘だった。

話はと言うと、姉妹が母親の
介護に突入、いやでも医療や介護の
現実に向き合わされ翻弄される。
主人公は妹の方で介護、夫婦生活、仕事
そして親の死を経て、自分のこれからを
考える、で私小説なのかなこれは。
読後の感想としては、あなたは比較的いや
かなり恵まれてるよとつぶやいていた。
夫に浮気され、自分の体力は落ちて行き
わがままな母親に振り回される
それのどこが?と言われるかもしれないが
介護期間が短かった事、老後の自由と
経済が保障された事。やはりそう思える。
そして、血のつながりの流れを読んで
行きながらどの家にも何かあると
思い。作者の呟きをああ誰もが
そう胸に呟くよと。
世の中のどれだけの家族、親子が
こうやって世代交代を行っているのか。

思ったよりもドロドロはしていない。
どちらかと言えば理性的で、カラッと
明るいとも言える小説だった。

中公文庫

積読・・・

2015-01-12 21:43:52 | 
庭も休眠状態だし、ドール教室もまだだし
単にやる気が出ないだけとも言う^^;
紀伊国屋へ出掛けて4冊
アマゾンで2冊をゲット。気の向くままに
手に取って読んでいる。
まずは上田秀人の時代物、最新刊が
出たのを一気読みした。
これはマンガ並みに軽く読める本だ。

2冊目はミステリーランキング1位
とかの「その女アレックス」
を読み始めた。残りは
20年近くご無沙汰していた
パトリシア・コーンウェルの「儀式上・下」
一時スカーペッタシリーズを追っかけて
いたがベントンと夫婦になりそうな
辺りから離れたので現在の話が
どうなっているか全く不明だ。
本屋の平置きに見つけてまだ続いてるのか
と、手に取ったが面白いのかどうなのか
人気が出ると終りにさせてもらえないで
いつまでもだらだらとシリーズが続くものが
多い、で、離れるんだよねぇ^^;
後は、アマゾンから藤田嗣治の
「手仕事の家」「本のしごと」
こっちはゆっくりと
楽しもうと思っている。