ミンメイのあちこち旅日記

日本&アジアを巡るフリー旅日記

釧網本線・釧路~五十石 

2015-08-02 | 2014 道東
2014.9.15~19、5日間の道東旅行。
釧路発4740D列車・普通16:05網走行きの釧網本線で
今日の目的地、五十石まで約40分の鉄旅へGO!


ホームの時刻表。乗りそこなうと大変なことに。


哀愁をそそる一両編成。


よーく見るとタンチョウ鶴が飛んでいるシート。


約5分後16:09東釧路駅着。ここまではまだまだ町の気配。


東釧路を出るといきなり原野の世界。空が広い。


16:16遠矢(とおや)駅着


16:23釧路湿原駅着。


16:27細岡駅着。このあたりログハウス風の駅舎が続く。


このあたりから釧路川と湿原が広がってくる。


16:35塘路駅着。




16:43茅沼駅着。ここでリュックを背にした若者大勢下車。


16:49五十石駅到着。普通列車でも通過することがあるこの駅。
ここから歩いて今日の宿「なかまの家」へ。

標茶・なかまの家

2015-08-02 | 2014 道東
道東の旅・初日のお泊りは旅人宿「なかまの家
釧網本線で釧路から45分、五十石駅で下車。
この駅は通過することも多く、下車したのは自分+女性ひとり。
彼女も「なかまの家」宿泊ということで、一緒に宿に向かう。




網走方面に向かってR391をひたすら直進、10分足らずで看板が。


9月の牧草地は枯草のロールが点在していてまるで現代美術。


ヨーロッパの懐かしい農家のような赤い屋根。


部屋は2階。中央の階段の左右に4部屋があるスタイル。


今回宿泊した傾斜のある屋根裏部屋風のお部屋。


この日のお風呂は送迎してもらい地元の温泉「味香園」へ。
シャワーまで温泉でツルツルに!

食事は1階のリビングで宿泊客みんなでワイワイいただきます。
季節はずれの9月末、旅慣れた一人旅の人が多い。



食後はお酒片手に遅くまで旅談議。
往年のユースホステルに限りなく近いテイストながらお酒OKなのが今風。

牧場の朝。キーンとする空気がほんとにおいしい。
朝食前に宿のアヒルやニワトリ達とお散歩。




今日の朝ごはん。


宿の入り口でくつろぐワンコ。いいなあ。犬になりたい。

身も心も洗われるとはこういうことなのか・・。
1週間のロングステイする宿泊客もいるのもうなずける。

なかまの家は北海道中心のドミのある少人数制宿「とほ宿」加盟。
ガイドブックはアマゾンで購入可能。見てると旅に出たくなる困った本。

HPはこちら・道東の旅人宿「なかまの家」

翌朝は茅野駅まで送ってもらい、釧路から花咲線に乗ってめざすは根室!




そして根室

2015-08-02 | 2014 道東
9月16日、釧路発快速ノサップに乗り約2時間。
13:22「日本最東端有人の駅」根室駅到着。




実は1つ手前の「東根室」がJRの駅としては最東端に位置してる。
なんだかまぎらわしいけど、ここで記念撮影してる人は多い。


殺風景という言葉が似合う駅前。風の強さが最東端気分をそそる。


高層ビルがないせいか空が広い。


左手の交番にはロシア語の案内が。北方領土を背にした街だと実感。


港近くの繁華街にもロシア語の看板が。
しかし実際、ロシア人とは遭遇せず。


町外れにあるオランダせんべいで有名な端谷菓子店。
目の前で焼かれている。安くておいしい。


※根室の資料は一般のガイドブックに詳しく載っていないが、
交番の横にある根室観光協会にはマップや特産物もそろっている。
観光協会HPでは希望のパンフレット類を自宅まで無料で送ってもらえるサービスがあり、
今回、旅に出る前に自宅に届きとっても重宝した。これはおすすめ。


評判では「根室にはいい宿がない」とか・・・。
それゆえ、宿も決めぬまま根室に到着。さあこれから自力で宿探し!!

納沙布岬を走る

2015-08-02 | 2014 道東
午後1時半に根室着。ここまできたら極めたい本土最東端の納沙布岬。
駅前に「ちょいのりレンタカー」があると知り、ドライブすることに。


R35をの根室湾沿いにオホーツク海を東に進む。
北側は北方領土の国後島に面しているためなのか人家はほとんどない。

左にオホーツク海、右に牧場。ダイナミックな風景が続く。




岬近くにあるトーサムポロ沼。




岬到着。納沙布岬灯台は、明治5年に点灯された北海道最古の灯台。


ここからは歯舞群島の貝殻島や水晶島、国後島など北方領土が見れるらしいが
曇っていたので水晶島らしき姿が見えたのみ。


復路は太平洋側を西に向かう。北側と違い民家も集落もある。
珸瑶瑁(ごようまい)歯舞(はぼまい)といった地名が続く。


友知(ともしり)に残っていたトーチカ跡。


根室周辺でたびたび目にした「返せ!北方領土」の看板。

日々北方領土になってしまった日本を見ている人々の気持ちが
わずかでも実感することができたR35の旅でした。





エゾシカ衝突注意

2015-08-02 | 2014 道東
道東の道路でたびたび見かけるこの標識。


この動物、実は「エゾシカ」。
レンタカーを借りに行くと壁にポスター、出没マップを渡され、
厳重注意を呼び掛けられる。







幸か不幸か今回はエゾシカとの遭遇はゼロだったが
釧網本線や、霧多布周辺でエゾシカと出会ったという旅人の話は聞いた。

早朝と夕方にはくれぐれも注意して走行しましょう!


根室・釜丁 

2015-08-02 | 2014 道東
9月半ばの火曜の夜。そぼ降る雨の根室は涼しいを通り越して・・肌寒い。
根室駅から3分、表通りからちょっと入った「釜丁」へ。


シンプルで清潔感ある店内。雨のせいか、この日は我々の貸切。


メニューはこちら。鮮魚等は時価。(ちょっと心配)




週末にサンマ祭りをひかえた根室ならではの「サンマ刺身」と日本酒「北の盛」でまず1杯。




超デカほっけの開き。


やきとり&ビールも頼んじゃいました。


お目当ては「花咲かに釜飯」1300円。


気分が乗ってカニ汁も。

どれもこれも・・うまいうまいうまい!!

日本酒がおいしくて結局大2本、小1本。こんなに飲んで食べてお代は5500円。
駅近の穴場、偶然出合った隠れた名店に感激の根室の夜でした。

根室振興局の情報→釜丁

根室の宿・まつや旅館 

2015-08-02 | 2014 道東
宿も決めず訪れた根室。駅前大通から視界に入った「まつや旅館」の文字。


玄関の風情。何かいい予感。
空き部屋があるかと聞くと、オーナーらしき女性が部屋に案内してくれた。


2階の明るい角部屋。一目で気に入り宿泊決定。素泊まり4500円、前払い。




布団は手前に引くとそのまま寝られる画期的システム。


洗面は共同。隣にある冷蔵庫には他の宿泊客のビールがぎっしり。


お風呂はガテン系の男性客が多いためか、湯船が2つ。
一番風呂に入ったらお湯が満杯。


翌朝、前日の夜申し込んだ朝食を食べに1階の食堂へ。


旬の焼サンマ、イカ刺し付きで500円!ご飯・味噌汁・コーヒーはセルフで。




観光協会のHPには素泊り¥4,500 、朝食付¥5,940 と書いてある。
これによると朝ごはんは約1500円。特別大サービス??
細かい話はさておいて、とにかくごちそうさまでした。

お宝グッズ?オリジナルボールペンを餞別にもらって出発です。

 
寒い根室のぬくもりの宿でした。(注意・ネット予約はできません)   

まつや旅館 根室市清隆町3丁目4番地 ・TEL 0153-23-2168 FAX 0153-23-2300
      *HP・メール・インターネット設備なし・カード不可 

       料金・一泊2食¥7,560 (カニ付き ¥9,180 )
         夕食付¥7,020 朝食付¥5,940 素泊り¥4,500
          素泊り¥4,500 、朝食付¥5,940 (根室観光協会HPによる)

       根室振興局HPによる情報・まつや旅館


桜木紫乃を訪ねて・涙香岬 

2015-08-02 | 2014 道東
桜木紫乃を訪ねて
今日は小説「風葬」の舞台になった「涙香岬」へ向かう。

「涙香岬」ルイカミサキ、と読み実在する場所。
あまりにも美しい名前にひかれ訪ねてみることに。

根室駅から海沿いのR35に入り、定基町を過ぎ岬町へ向かう。


岬町1丁目の「はしや商店」で尋ねると、
店の裏手、少し戻った道を海側に曲ったあたりだと教えてくれた。


ここから右に入り海へ向かう。


あたりには水産加工の会社が数軒。


海沿いの道を少し歩くと視界に海が見えてくる。


かつてここには遊郭が十数軒を連ね、たくさんの遊女がいて、
またその何人かはこの岬から身を投げたという。


岬を降りた海沿いの道路から見る「涙香岬

哀しい歴史を抱えた「涙香岬」という名に不釣り合いなほどの、
あまりにも青く曇りのない風景に、感慨ひとしおの朝の海でした。





道東の絶景・槍昔へ 

2015-08-02 | 2014 道東
道東の絶景ドライブに勧められたのが槍昔(やりむかし)
大きな地図には名前すら載っていない土地。
根室からR44を走り、湖南で右折。風連湖に向かって一路北へ。


R44から一歩入った途端、道路は自分だけのものに。


走ること30分、標識の先のT字路に着くと
そこに広がっていたのは、息をのむ途方もない大地の風景。



ガイドブックにも載ってない、自分だけの風景。


右に折れ、道なりに走る。いよいよ道は貸切状態に。
家も車も人もなく、あるのは草原と牛のみ。



建物の姿と海が見えてきたと思ったら、いきなり道は断絶。






人影はなく風連湖の静かな波とカモメの声が空に響く。


誰もいない原野をはるばる、根室市から40キロ。。
なぜこんなところに人里が?調べてみると以下の資料が判明。

槍昔は戦後、樺太・千島列島からの20戸ほどの入植者が入り、生まれた町。
陸の孤島といわれ交通手段は風蓮湖上の漁船のみ。
昭和25・26年には槍昔小中学校が開校、
41年には中学、46年には小学校も廃校に。」

抜けるような青空にもかかわらず、寂寥感をぬぐえない・・
そんな道東の町、槍昔でした。
 







別海ジャンボホタテバーガー!

2015-08-02 | 2014 道東
野付半島ネイチャーセンター内にある、その名も「トドワラ食堂
地元漁師の奥さんたちが腕を振るうレストラン。


ランチタイムの目的は・・別海ジャンボホタテバーガー
「別海ジャンボホタテバーガー・別海ミルクガールオリジナルジョッキセット」
牛乳ジョッキ飲みにチャレンジです。


ホタテバーガーのセットがやってきました。
手順にそって自分で作ります。




ソース1,2をバンズに塗ります。ワクワク。


ホタテ春巻きにモッツアレラチーズを乗せて。


レタスのソース3を乗せ、野菜のマリネをトッピングしたら・・・。


上側のバンズをかぶせて完成!


特別公開、断面図。う~ん、ホタテがおおきい!
手間ひまかけた自家製バーガー、おいしさもひとしおでした。


海が見えるカウンター席でいただきます。ああ幸せ。


くわしくはこちらのHPで→野付半島ネイチャーセンター

野付半島からみる北方領土

2015-08-02 | 2014 道東
道東・野付半島は全長26キロメートルで、日本最大の砂嘴(さし)
快晴の9月、野付を走る。日本離れした風景が続く。




野付ネイチャーセンター到着。


ネイチャーセンター前の防波堤から国後島を見る。


左に見える知床半島は国後島よりもはるかに遠い。


それもそのはず、ここから国後島まではたったの16キロ
こうして自分の目で見ると、これが外国の領土だなんて信じられない。
北方領土返せ!って気分になってくる。


帰路のフラワーロード。右手にキタキツネを発見!!
車も気にせず悠々と歩いていました。

東の果て、をしみじみ感じた野付半島でした。

霧多布の宿・きりたっぷ里 

2015-08-02 | 2014 道東
1970年代、YH全盛時代から数十年が過ぎ、再び訪れた道東。
浜中駅下車。ホームから見る風景は当時とあまり変わらない。
元ホステラーが宿主をしているという「霧多布里(きりたっぷり)」投宿。


浜中YHのあった高台を下り、浜沿いにある霧多布里。
まわりには海と浜以外なんにもありません。


あるのはエゾシカの足跡だけ。(なんと浜辺にも来るらしい)


宿はほぼユーススタイル。定番のドミをはじめいろんな部屋あり。




共同洗面所。なかよく身づくろい。


夕飯は霧多布里オーナーが目の前で握ってくれる寿司。
ユースと違いお酒ももちろんOK.
この日の客はサイクリスト、大型バイク乗り&湿原取材陣2名&我々の計6名。
食後はオーナーも交え夜更けまで話が弾みました。
なつかしいなあ、このノリ。


久しぶりの霧多布は霧のない晴天。


朝食は大皿料理からの和風バイキングスタイル。


ヘルシー朝ごはんをいただいたあとは宿猫マイケルとお散歩。


おみやげの昆布も買い、久しぶりの霧多布を堪能した宿でした。
かわいかったマイケルに会いにまた行きたいな。


詳細情報はこちらから→霧多布里ブログ

浜中ユース2014 

2015-08-02 | 2014 道東
20代の頃、初めて行った北海道、霧多布にある浜中ユース。
足を踏み入れた途端ズブズブはまってしまい1週間も連泊。
おかげで知床にも浜頓別にも行けなかったのを思い出す。

同じ時期、宿泊した浜中ユースで道東にはまり
ここ霧多布に手作りの宿を開いたという霧多布里のオーナーに、
現在の浜中ユースについて聞く。

2012年に閉館。
当時のオーナー、森のクマさんこと引地さんも2013年に亡くなられたそう。
現在も建物はまだ残っていると聞き、自分の目で見ようと出かけてみた。

振り出しは数十年ぶりの浜中駅ホームから。


駅舎はやたら立派に。


当時は知らなかったが浜中町はモンキーパンチの故郷。
無人駅ではあるけれど富士子が切符を売っていた(笑)


バス路線はかろうじて健在、1日3本。昔はもうちょっとあったはず。


ユース前のバス停。停留所名が同じだったか思い出せない・・・。


YH跡地は現在、巨大な風力発電の施設となり関係者以外出入り禁止。
(でも入っちゃいました。みなさんすみません)


長い間、誰も歩いていない道には雑草が・・。


歩きながら左手に牛乳風呂のある観光ホテルがあったのを思い出す。


振り向くと聳え立つ巨大な風車の姿が。


数分後、赤い屋根が見えた!ここをあと少し行けば・・・・。
期待しつつ、熊と蛇が恐くて断念。軟弱。


海辺に下りて見上げるとユースの姿が。
風車の反対側、青空に映える赤い屋根。確かにいる。



よみがえるあの頃・・懐かしさに久々に胸がきゅんとするひとときでした。

桜木紫乃「ラブレス」・中チャンベツへ 

2015-08-02 | 2014 道東
ラブレス」の舞台を訪ねる旅。

個人的に桜木紫乃の作品で最高傑作の「ラブレス」
タイトルからは想像できない壮絶な昭和の人生を生きた女性、百合江。
昭和10年生まれの彼女が、極貧の中15歳まで暮らしたのが道東の開拓村。

今回は厚岸~標茶間を走るR14をメインルートに。




物語ではルート中程の中茶安別(中チャンベツ)に生家が存在。
アイヌ語のチャンベツといった響きが異国を感じさせる。


走ったのは上の地図ののルート。R14からは所々脇道に入ってみた。


四半世紀前には草むらに埋もれるように建つ木造家屋があったらしいが、
さすがに当時の建物は現存していない。




走っても走っても酪農家と牛の姿だけが視界に入る。


当時の入植者の苦労は本当だったのか?と思わせる絵のような牧歌的風景。
往時の人々の夢のかけらに思いを馳せるチャンベツの大地でした。



標茶・奥芝商店 

2015-08-02 | 2014 道東
標茶のとほ宿「なかまの家」で話題になっていた、
北海道スープカレー「奥芝商店へ。

標茶駅から徒歩15分、摩周国道と平行している釧路川沿い。
左に団地を見ながら3,4,9桜通りの標識を左折。


到着。右手に見える民家。看板がなければ見過しそう。




店の後方に駐車スペースは数台。


午後2時近かったからか、入り口を入ってすぐの個室に案内される。
並ばずに入れたが、実は開店と同時に行列らしい。ラッキー。


メニューはこちら。スープ→メインの具→トッピング→ご飯→辛さをチョイス。
牡蠣スープはソールドアウト。残念。




トマトチーズ挽肉


ザ!野菜。野菜たっぷり。意表をつくゴボウの素揚げがおいしい。
途中からお腹いっぱいに。


評判どおり、味も量もとっても満足のスープカレー「奥芝商店」でした。

スープカリー専門店 奥芝商店 標茶基地

 標茶町桜町11丁目8 015-485-2780 営業時間/11:00〜15:00(L.O.14:30)
                     ※予約不可・スープがなくなり次第終了。