ミンメイのあちこち旅日記

日本&アジアを巡るフリー旅日記

トシカの宿

2018-09-25 | 2017 道北
ユースホステル全盛期の70~80年代、憧れていた当時人気の浜頓別ユース
残念ながら今はもうその姿はない。

2017年6月末、浜頓別&ホタテ恋しさに稚内空港に降り立った。
目指すはユースの雰囲気を残すとほ宿「トシカの宿」


ロッジ風のツインルーム。
ドアを開け視界に入った天井の現場っぽい灯りに一目惚れ!!


これです。旅から帰ってから自宅の照明もコレに変えちゃいました。


各部屋の入口はドアで。


中央のくつろぎスペース。


洗面コーナー。シンプルな造りだけど、清潔感◎


周辺には他に建物はなく森に住んでるスナフキン気分。


食堂はここ。宿主さんの相棒、コハルちゃんが寝ながらお出迎え。


置物じゃないよ、生きてるワン。


人気の定番ジンギスカンディナー💛
ホタテ&カニの小皿もついて豪華絢爛!!


肉嫌いの私のための特別食、焼ホッケ。おいしゅうございました。
お手数おかけしました。


自家製ケーキもいただきました。


おはようございますの朝ごはん。


宿主さんに呼ばれて行くと庭にエゾリスが!


カメラも人もまったく眼中にない様子で
宿主さんのセットしたエサをほっぺいっぱいに頬張って食べてます。


コハルちゃんと遊んだり、宿主さんと旅話でほっこりしたり。
たった一晩過ごしただけなのにデトックス効果絶大。

違う季節を楽しみに何度でも訪れたい、そんな宿でした。

トシカの宿
  01634−2−2836 〒098−5739   北海道枝幸郡浜頓別町クッチャロ湖畔89 全館禁煙
 男女別相部屋 一泊2食付き 5300円(25歳以下相部屋 300円引き)
 個室   6300円 
子供料金(小学生以下)1000円引き

浜頓別ウイングでホタテを食す

2018-09-25 | 2017 道北
道北のホタテ食べたさにはまとんべつ温泉ウイングのレストランへ。
庭から見えるラウンジ。レストランはこの2階。


「古代を偲ぶ」今から1200~800年前の竪穴式住居跡&貝塚が
このクッチャロ湖畔で発掘されたそう。
この極寒の地に人が暮らしていたとは!昔の人は強かった。


庭園はルピナスの花盛り。


待ってました、はまとん定食 1800円。
ホタテをメインに地元海産物盛りだくさんに感動。うまい!


道北定番?のホタテフライカレー。さくさくフライが美味。


クッチャロ湖を眺めつついただくホタテに舌鼓。
このあと滞在したトシカの宿で話すと、
なんと宿主は「ホタテカレー?ホテルさるふつがおいしいわよ(^^♪」!!!
道の駅にあるホテルさるふつ。団体ツアー客が多いので敬遠、
こちらに決めたのになあ。う~ん!でも十分美味しかったから満足。
でも・・・次回はそっちにも行ってみようかな。

はまとんべつ温泉ウイング
〒098-5739 北海道枝幸郡浜頓別町クッチャロ湖畔40 TEL 01634-2-4141 FAX 01634-2-2743

宗谷本線・抜海駅 

2018-09-25 | 2017 道北
宗谷本線で稚内から2駅目の抜海駅へ。
バッカイ、という響きが異国のそれを感じさせる。
語源はアイヌ語で、パッカイペ・パッカイスマ(子を背負う)からきているらしい。




6月末、曇天のこの日は気温16度。冷たい風に北の寂寥感が増幅される。


駅構内の待合室。


抜海駅は1924年開業。この駅舎は日本最北の無人駅でもあり、
現存する開業当時のままの駅舎としても名を知られている。
置かれたノートの中には台湾からの鉄ちゃんのメッセージも。


改札口を通ってホームに向かう。


このスペースは雪除けの空間。


ホームから見た駅舎。趣を感じさせる縦書きの駅名。
南極物語」「北のカナリアたち」の撮影地でもある。


稚内方面を望む。
なるほど撮りたくなる監督の気持ちがわかるほど
あまりにも絵になり過ぎてる風景。

しばらく時を忘れてぼうっとしてしまう駅でした。


宗谷本線・勇知駅

2018-09-25 | 2017 道北
宗谷本線・稚内から3駅目の勇知駅到着。
北海道内の駅で時々見ることができる、
廃貨車を改造した通称ダルマ駅舎


中に入ると、きれいに整えられた待合室。
手作りと思われる「ゆうち」の椅子カバーに心が温かくなる。
ついつい睡魔に襲われそうな居心地の良さ。


ホームから鉄路を見渡す。


6月の北海道でよく見たルピナスがここにも群生してる。


一車両だけの列車が停車して次の駅に向かっていった。
一日上下合わせてわずか数本の中での貴重な出会い。

ガタゴトと心地いい音に耳を預けながら過ごす至高のひととき・・・。

宗谷本線・兜沼駅

2018-09-25 | 2017 道北
宗谷本線・豊富駅から稚内に向かって2駅目の兜沼駅へ。
草が生い茂る駅前通りから駅舎を望む。
30年ほど前には民宿もあったそうだが今では跡形もない。




ホームから稚内方面。


向かいのホーム越しにキャンプ場もある兜沼の水面が見える。


駅の真正面に見える魅力的な建物。兜沼郷土資料室だという。


迷わずここを見学することにした。(以下に続く)

宗谷本線・兜沼郷土資料室

2018-09-25 | 2017 道北
宗谷本線・兜沼駅を降りると目の前にある兜沼郷土資料室




岐阜県からやってきた12戸の人々がここ、兜沼へ入植したのは1927年。
この建物は7年後の1934年から郵便局として活躍。
兜沼郵便局の看板の右には豊富町役場兜沼支所の看板が。


入り口を入る。


昭和33年、約60年前の手拭い。


昔懐かしい湯たんぽなどの生活用品。


炊事用品の数々。


レトロな窓枠の美しさにため息。
しかし今では猛暑の代名詞!になった岐阜県から移住して
これだけで極寒に耐えるのは大変だっただろう・・。

当時に思いを馳せながらいろいろ考えさせられた場所でした。

兜沼郷土資料室 ※土日 9時~16時のみ開館

宗谷本線・徳満駅

2018-09-25 | 2017 道北
宗谷本線、稚内から4駅目の徳満駅
(「とくまん」ではなく「とくみつ」と読む)




隣の豊富駅の大きさに比べると、寂しさは禁じ得ない。
まわりの風景にあまりにも溶け込み過ぎて
駅だと気づかずに通り過ぎてしまいそうな小さな駅舎。


中に入ると待合室はきれいに掃除も行き届いていて、
地元の人に愛されているのが良くわかる。


奥の棚の上に駅ノート発見。
メッセージを書いたYUJI氏が、旅人たちのために残してくれたもの。
YUJI氏の気持ちを掬ってくれた住民の方々の思いやりに感謝。




騒音から隔離されて、不思議なくらいホッとする。
まるで気心の知れた友人の部屋に遊びに来たような・・。

いつまでも残ってほしいな、と思わせる。そんな駅でした。

宗谷本線・豊富駅

2018-09-25 | 2017 道北
宗谷本線・豊富駅は温泉もありサロベツ原野観光もありで、
稚内・南稚内からの駅では一番賑やかさを感じる。

なんたって駅前にはこんなゲートが。
これだけで観光地気分が一気に盛り上がる。
(街の商店街のようでもありますが・・。)


駅舎もそれなりに大きい。椅子の数もたくさん!




改札。「ご自由にご乗車ください」とのきっぷの良さ。


ホームはよくある地方の定番の風情。




駅を出て視界に入ってきたのがこの車両。


相当年季が入ってます。開かないドアからのぞいてみると・・。


もはや廃墟(涙)

調べてみるとこれは日本で数少ない現存する救援車両のオエ61
平成2年からここに保存されているとのこと。
すでに30年近く経過。生き返るすべはないのか・・。

思いがけない出会いに胸が傷んだ豊富駅でした。


能取・誰も知らない絶景の道

2018-09-24 | 2016 道東
サロマ湖から始まった、2016.8月の道東の旅。

ガイドブックにも、ネットにも、どこにも載ってない・・・。
誰も知らない絶景の道に行ってみたい!

そんな気持ちでサロマ湖から能取湖への国道238を走る。


網走バス停留所「能取第一会館」と書いてある。
・・・・・この先に何かある!?惹かれるままに左折。


すれ違うトラクターのほかには何一つなく、時が止まったような世界。


いったいどこの国にいるんだろう?


まもなく視界が開け、左に太平洋が広がる。




能取湖に向けての直線コース。海に溶け込んでいくような感覚に陥る。


わずか数十分、約7キロのルートだが、景色を独占した快感!を味わえた絶景コース
次はどんな道が自分を待っていてくれるんだろう?

今回の走行ルートはこちら:






じゃがいも苑

2018-09-24 | 2016 道東
斜里へと向かう道道244号線。小腹が減ったが店はない。
北海道を走っているとこんな場面にたびたび遭遇する。


・・・と、なんだか店らしき建物が見えてきた!


山崎菜園 じゃがいも苑 うんうん、何かありそうだ!


いい意味で期待を裏切るモダンな店内。


メニューを見て狂喜乱舞。農園直営なのでメチャ安い!! 
お腹も空いてるのでガンガン注文。


じゃがスープ。冷製ビシソワーズで。150円
こ、これがお値段以上♪・・・かなり本格的においしい!

 
リッチに焼トウモロコシ、200円。北海道には白いモロコシがある。
黄色いモロコシに比べるとライトな感じ。


ゆでじゃが100円、素材そのもの、ホックホクのおいしさ。


いもだんご2枚150円。ダンゴなのになぜか四角い。素朴なおやつの趣。
別バージョンでかぼちゃだんごもあり。


〆はリッチに冷やしメロン250円


新鮮フレッシュ光線炸裂!本当のごちそうってこれだよ、って実感。

食べログページはこちら⇒じゃがいも苑
冷凍のいもだんご&かぼちゃだんごのほか、農園で取れた旬の野菜も全国発送OK.

とほ宿・モシリバ

2018-09-24 | 2016 道東
2015年8月31日、北海道を襲ったまさかの平成28年台風10号
その日、暴雨風で視界の利かない根北峠を斜里から標津へ抜け、ひたすら走る。
(この数時間後、倒木のため根北峠は通行止めに。危機一髪!!)

今日の宿、モシリバに到着。台風にびくともせず旅人を迎えてくれた。






オーナーは約30年前、40歳で退職、一家5人で神戸から移住。
周りの助けも借りながら、数年かけて1993年このログハウスを完成し宿を始めた。
暖かさを感じる建物。周囲も森に囲まれ、木の香りが全体に広がる。






部屋は1階一番奥。


半地下にある風呂場はこんな感じ。


台風情報にかじりつきながら、名物鮭のちゃんちゃん焼きへと進む。
こ、これで二人分!?とおもわず顔が緩む手のひら大のどデカサーモン♪




サイドにはさりげなくホタテ刺身・・たまらん豪華なディナー★となりました。


台風一過の翌朝のモーニング。とにかく雨が止んで一安心。
ほっとして食がモリモリ進む。これじゃモリシバだ?!



毎年来ているという男性が吹くオカリナが聞こえてくる♫
身も心も、そしてお腹もすっかり癒された2日間。
今回は眺めがいい(と思われる)2階の部屋がふさがっていて残念。
次回は天気のいい日に2階からこの目で間近に国後島を見てみたい。

そして、気が済むまでここで過ごしたい・・。
そんな気持ちが湧いてくるのもオーナー夫妻の人柄によるのかな。

とほ宿のインタビュー記事にオープンまでの詳しいいきさつが語られているのでぜひ一読を。

旅人の宿 モシリバ 北海道標津郡標津町崎無異(さきむい)10-6
予約は電話で  0153-84-2150

道東の町・崎無異

2018-09-24 | 2016 道東
ここ、崎無異(さきむい)は美しい響きのR355沿いの道東の町。
台風一過の翌朝、9月1日。早朝の町を歩く。
晴れていれば20数キロ先に国後島が手が届くように見えるという。
あと半月もすると崎無異川で鮭の遡上が始まる。

90年代までは近所の子供達が遊んでいたという浜辺。

現実は厳しい。バスは一日数本のみ。
昭和初期には23世帯100人の住人がいたのも遠い昔。
2010年には11世帯22人、2015年には6世帯13人になっている。




去年、空家になったばかりという家。


一面雲に覆われた曇天の空の下、寂寥感がつのる風景が続く。






一転、みずみすしい新春の崎無異を味わいにもう一度訪れてみたい。


中標津 レストラン牧舎

2018-09-24 | 2016 道東
北海道の書店には必ず並んでいる、地元出版社・クナウマガジンのスロウな旅シリーズ
今回手に入れた、別冊の「カフェめぐりの旅」は十勝、釧路、根室の道東エリア版。


読み進めると、中標津 レストラン牧舎で手が止まる。
草原の中に佇むその風景に思いっきり吸い寄せられた。


よし、行こう!中標津空港から約30分、見晴らしのいい牧草地帯を走り抜ける。


牧舎の看板が見えてきた。




ドア前のメニュープレート。期待で胸がワクワク。


レストラン牧舎は農家レストランの草分けとして1987年に開業。
当初は酪農家グループの経営だったが、現在は佐伯農場により切り盛りされている。






メニュー




悲しいことに店は当たりだが天気はハズレ。
店内の窓からは一面の草原・・・のはずが遠くは全面の霧・・。


まずはカレーセットのサラダから。


創業当時からの看板メニュー、牧舎カレー。おいしい!はるばる来た甲斐がありました。


ベーコンとトマトのパスタ。ベーコンもトマトも自家製。
アルデンテな仕上がりでパスタ好きにも納得できる一皿。


コーヒー。網走のはぜや珈琲の豆を使用。


デザートは野イチゴアイスに決定。カップかコーンが選べる。
あっさりした中にも、イチゴの酸味とミルクのコクが絶妙な一品。


周囲は白樺林。天気が良かったら森林浴には最適のコースですが・・・。


清流のはずが飲み込まれそうな勢いの濁流・・・。


すがすがしい草原をもう一度楽しむためにも、必ずまた来ます!

レストラン牧舎  営業期間:4月下旬-11月上旬  AM10時-PM5時
〒088-2686 北海道標津郡中標津町字俣落2000-2
TEL:0153-73-7151


廃線跡を訪ねて・標津線 根室標津駅

2018-09-24 | 2016 道東

根釧地域は開拓当時、馬を動力にした殖民軌道が主体。
交通の不便さから開拓地を放棄するほどの陸の孤島だったという。。
開拓民の夢だった鉄道、標津線は1933年12月1日 開業
標茶ー根室標津69.4キロ、中標津ー厚床47.5キロで広く道東を走った。


8月の終わりに標津線終着駅、根室標津駅遺構へ向かう。 


町も鉄道遺構を大切にしているのが伝わって来て嬉しくなる。






転車台へと向かう道にはレールが残されている。
郷愁へと続くレール・・・。


転車台。向こうに見えるのは標津町役場。


転車台から見た線路跡。きれいな広場として整備されてる。




この後、国道335号線から標津川に出て土手沿いを路線跡に向かう。
フットパスの看板が目印になってる。


川から路線跡へと逆方向に続く道は雑草が生い茂る。
ここから転車台に続く路線跡を走破する人は殆どいないようだ。



住民の希望を乗せて約半世紀走り続けた標津線だったが、
道路の整備と車の普及により、1989年4月30日廃線に。

廃線からもうすぐ30年。それでもまだこうして残されてる終着駅の数々。
もしかしたらこれは夢の続きなのかな?

もっと詳しく標津線を知りたいならこちらもオススメです。
歩鉄の達人・標津線