瀧澤美奈子の言の葉・パレット

政を為すに徳を以てす。たとえば北辰の其所に居りて、衆星の之に共(むか)うがごときなり。

あけましておめでとうございます

2010年01月06日 | ひとりごと
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

ソローの言葉(おそらくは作家のヘンリー・ソローだと思います)にこんな言葉がありました。

 自分の心に描く夢の実現にむかって努力するとき、ふだんなら思いもよらぬ、成功が得られる。空中に楼閣を建てても無駄骨には終わらない。楼閣は空中に建てるものだ。さあその下に土台を建てよう。


 尊敬する友人がいます。大学院時代に机を並べていた同い年の友人です。
彼女は数学という学問の道を究めるため、日本でドクターを取得した後、
家族の反対を押し切って、たったひとりでチェコに滞在し、その分野の世界的権威であるチェコ人のもとで勉強を続けています。彼女いわく日本には居場所がないから海外に行くことに決めたのだそうですが、その勇気とひたむきさに、心を打たれます。
 英語が堪能な彼女ですが、周囲には師匠のほかに英語が分かる人はあまりいなくて、日常のコミュニケーションもままならないようです。チェコ語は古い言語で、語形変化が多く、発音もとても難しいのだそうです。

「いまはチェコの大学から研究費をもらって、好きな研究に没頭できるから、すごく幸せなんだ」
この年末年始、ほぼ1年ぶりに帰国した彼女は、明るくほほえんで言いました。たった一人で言葉も分からない国での生活に心細くなることもあるでしょう。でも気丈な彼女のとこだから、弱音など吐かないに決まっています。
 どうか彼女に幸あれと願わずにはいられません。
 先々のことをあまり心配しても意味がありません。
今を大事にして、今できることに全力を尽くすこと。
私も彼女のファイトを見習って頑張らなければと改めて思いました。

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