図書館屋の雑記帳

自分のこと、図書館のこと、図書館関係団体のこと、本や雑誌など図書館の資料について気の向くまま書いていきたいと思います。

ある営業マン

2006-11-10 | 図書館つれづれ
私図書館屋の図書館が取引しているT○Cという会社があります。
T○Cは資料はもちろん、MARCや装備などを扱う、図書館向けの問屋さんです。

さて昨年営業マンが新人F君に替わりました。
F君は、就任早々勉強したことを立て板に水にまくし立て、我々を困惑させました。
まあそれも若気の至りでしょう。
徐々にユーザーとの会話を身につけるだろう、と思ったものです。

こんなこともありました。
雑誌を一手に引き受けていた市内のW書店が廃業したのに伴い、
T○Cに一部お願いしたいとF君に相談しました。
「100タイトル以上注文してくれれば取り扱えます。」
という返事。
そこで約120タイトル注文しました。
その後F君来館。
「本来なら150タイトル必要なのですが、今年はこれで結構です。
できれば来年は150タイトル以上お願いいたします。」
とのたまふ。
「F君、あなたは100タイトル以上あればよい、と言ったのですよ。」
「ああ、そうですか。でも150タイトル以上ないと本来取り扱えないんです。」
まだやっと1年のひよっこ営業ですので、それ以上追及しませんでした。

またこんなことも。
ちょうど1年ほど前、キャスター付きの書棚(ブックトラックのようなもの)の見積もりを頼みました。
その見積もりに合わせ予算要求し、若干削減されて認められました。
本年冒頭、入札用に再度見積もりをF君にお願いいたしました。
すると、前回の見積もりより随分高い金額になっていました。
「値上がりしたのですか?」と訊くと、
「いえ、前回の見積もりはあの期間だけの特別価格で、通常は今度の金額になります。」
と明るく言う。
今回は少し言いました。
「予算用の見積もりに期間限定の特別価格を持ってくるのはおかしいでしょう!」

そして今日。
装備委託の見積もりと送付先・送付方法を、当館の担当がF君に問い合わせました。
「工場に確認してご連絡します。」
ところが3日たっても1週間たっても連絡がきません。
再度プッシュしてやっとF君から連絡があり、送付先・送付方法の指示もありました。
担当は250冊の資料を用意し(8箱)、指定の工場に宅配便の着払いで送りました。
今日の午前中、工場から電話。
「あのような送付ではなく、連絡いただければ車を手配しますので、
今後はそのようにしてください。」
ちょとまて。送付方法はF君が工場に確認して指示をよこしたもの。
こちらが工場からクレームをつけられる謂れはない。
早速F君に電話。
「今日、工場から送付方法についてクレームがきましたが、
当館はF君の指示通り送付してます。なぜ当館にクレームが来るのですか?」
F君、電話の向こうで笑いながら、
「どうしてでしょうねぇ。」
私図書館屋はこれまでの積み重ねもあり、切れました。
「クレームの電話をしているのに、笑いながら応えるのはおかしいでしょう!」
「いや笑ってませんよ。」
「F君あなたは本当に工場に確認したのですか?」
「しましたよ。」
「では、なぜ工場からクレームがくるのですか?」
「わかりませんねぇ。」とまた笑い声。
「あなたの上司は何という方ですか?」
「○△ □です。」と言いつつまたまた笑う。
最後のプッツン。
「ふざけるな!笑うんじゃないよ!もういいから、来週初めまでに、
文書で回答をよこしなさい!」

どんなに独占的な企業であっても、
ユーザーを馬鹿にした対応を続けていては未来は危ない、と思うのですが。

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