山梨の植物誌をデータベース化して以降、植物名前を聞くたびに検索することが多いが、
いくつかそこで気づいたことがあります。
1、昔は普通と書かれていた植物が絶滅危惧種になっていること。
開発や環境破壊、盗掘、鹿の食害などにより激減してしまったものかと推測。
2、昔は稀とか、ごく稀と書かれていた植物がレッドデータブックにも載っていないこと。
本来であればレッドデータブックの野生絶滅に記載されててもいいのだが、最初の2005年版
レッドデータブック作成時にもう候補リストにもあげられない状況にあったのだろうか。
3、昔の植物誌にもレッドデータブックにも記載されてない植物があること
これは意外と多く耳にしたし、このブログでも紹介したこともある。
両方に載ってなければ「山梨では新種発見!」となるのだが、、、
また昔の別の書籍にはあるのに記載されていないこともある。その場合は新種発見でもない。
そしてインスタなどのSNSには存在を書かれている方もいる。
気になるのは記載されてない植物のなかに希少種がある場合はレッドデータブックにも載らず、
保護もされないということ。そうやってなくなってしまうのは心配だ。いきなり植物誌は無理と
してもこういった植物のデータだけでもどこかに集められないものだろうか?
こうやって考えていくと、「まとめる」ことが大事だということに気づく。
県内の多くの知ってる人が将来のために「まとめる」ことに協力してくれるような仕組みを
考えていきたい。