山梨の花を探して、楽しんで

山梨の豊かな自然に育まれている植物、特にその季節に咲く花について書いてます。

カラスノエンドウとヤハズエンドウ

2021-03-25 15:37:00 | 散歩道の花
最近   googleでカラスノエンドウを検索して驚いた。
もうカラスノエンドウの項目がないのです。
その代わりに表示されたのがヤハズエンドウでした。

そこにはこう書かれていました。
「ヤハズエンドウが植物学的局面では標準的に用いられる和名だが、カラスノエンドウ(烏野豌豆)という名が一般には定着している」

インスタグラムで投稿を#別に検索してみると
カラスノエンドウ  1.1万件以上に対し
ヤハズエンドウ    1000件以上   と10%くらい   意外にみなさんご存知だったことがわかりました。
さすがです!

その種別が認証されているかどうか見るときに使っているYlistでは、
やはりカラスノエンドウはなく、別名 の扱いになっていた。
いつのまにというより、元々そうで知らなかっただけかもしれません。

もう一方のスズメノエンドウはそのままでした。
カラスよりも小さいからスズメだったような、、
ちょうど中間の大きさのものにカスマグサがあり、今年見分けたい花です。




山梨のタチキランソウとキランソウ(追記スミ)

2021-03-20 09:01:00 | 山に咲く花
道路など大きな工事を行う際には環境調査が実施され県から公開されます。
ある植物を探して検索していた時にある場所の植物調査を目にしました。
その中に「タチキランソウ」という耳慣れない植物が含まれていました。私だけかも。

手元の「野に咲く花」にも載ってない。
山梨の「植物誌」やレッドデータブックにもない。

ではと日本のレッドデータ検索システムを見てみるとありました!

結果の引用です。

日本の準絶滅危惧種で山梨県の周囲の県では存在が貴重なようです。
どのくらい山梨にあるのか急に興味が出てきました。

その前にタチキランソウを知らないとと思い調べたらすっごくわかりやすいサイトが見つかりました。
上唇がはっきりとあって二つに花弁のように大きく割れているのが特徴のようです。

さてと去年のキランソウの写真を見ていったのですが、珍しいはなでないとあまり気にとめて
なかったせいかアップの画像がほとんどなく見分けられませんでした。
いいかげんはダメですね、ほんとうに。反省してます。

そこで今年は真剣にアップで確認してます。
ところが、、、
これが身延町でみたもの



数日前に近くの山で見たものも同じ感じでぜんぶタチキランソウと思えるものでした。
こうなると逆に上唇がないキランソウを見ないと差異がはっきりとわからないという
変な状況に今おちいってます。
これからたくさん見ていってキランソウを見つけたら追記します。

追伸  これが普通のキランソウですね!


上唇がおしべの半くらいです。
上の形はほぼ平たく両端が猫の耳のように少しとがっているという程度ですね。
まあ中間のものもあると思いますが、おしべと同じくらい長く、大きく2つにとがっているものは
タチキランソウでよさそうです。