ピアノレッスン

ピアノを主体とする音楽教育に関すること、音楽療法、子どものための音楽について。

広汎性発達障害

2008-11-08 13:55:35 | ピアノレッスン
昨日は、小1のNくんのレッスン日

先月からテキストを渡したので、お家での練習も頑張っています
Nくんは、広汎性発達障害(知的障害の無い軽度の高機能自閉症)
普通のレッスンとは、一味違う内容でおけいこしています。

まず、挨拶「お願いします」
こんにちはの歌(Nくんのためだけに作りました)
先生とお友達、お母さんとお友達

ピアノで音を出す前に、テーブルで指先をくっつけながらの歌
これは、指番号を覚えるためと指先への意識を集中するために行います。
腕と肩の脱力を促すリズム叩き

その後やっとテキストの曲に入ります
音楽がとても好きで、クラシックの有名な曲もたくさん知っているNくん
このテキストもエチュードのように番号がついているだけの曲じゃなく
よく知られている曲を導入にふさわしく
段階的に並べてあるのでとっつきやすい
ひとりで最初弾いてもらい、次にわたしが伴奏をつける
ハーモニーをよく聞く子なので、合わせた方が上手に弾けることが多いです

次の曲を一緒に予習して
ノートの宿題を見て
新たなノートの課題を出す

この障害のお子さんは、とっても真面目で完璧主義
子どもだと障害があろうが無かろうが自分の演奏を少しでも
否定されると、前に進む気持ちがしぼんでしまうことが多いのですが
更にそれが強いのが特徴
パニックにならないよう、うまく導いてあげないと

最後は「さよなら」の歌

モーツァルトやショパンが弾ける日が来るよう頑張ってね
コメント (2)
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