心もよう

 ・趣味の粘土細工、陶芸、パソコン画、
  詩などの紹介をしたい
 ・友達づくり

~水仙の花が咲いて~

2017-03-08 | 粘土細工

     

 どこまでも 散らばりながら

 土手に 見事なまでに咲いた水仙

 白い小さな花びらが 可愛くて

 黄色の冠が よく似合う

 素朴な花だけど

 とても芯が強くて 北風や雨も負けず

 雑草に揉まれながら 魅せて

 気がつけば 仲間をいっぱいに増やし

 誇らしそうにしている


 そう 毎年咲いて

 お目見えしたら つぎつぎ広がり

 楽しませてくれるから

 誰もが立止まり 見入ってしまう


 宝のような 蕾が

 どんどん膨らんでいくと 

 もう 春もまじかで 

 やがては 芽吹きの季節が


 水仙は 

 ほのかな香りを 漂わせながら 

 新たな営みを

 そっと 待っている
  

 

 

 


 
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~想い出を数えて~

2017-03-07 | 粘土細工
     

 想い出を 
 指で折りながら
 数えてみたけど
 多すぎて とても数えきれない
 小さな ひとつひとつが
 とても大切だと 想えるから
 何かしらの袋に詰めて
 閉まっておきたい

 変わらないのは 想いの糧
 忘れたいのは セピア色した父の写真
 残したいのは 生きてきた証
 置いてきたのは 希望や憧れ
 辿りつきたいのは 心の居場所

 愛しさ
 寂しさ
 優しさ
 辛さ

 そして もどかしさ つれなさ 憎たらしさ
 すべての想いを忘れたくない

 詰め物でいっぱいになったら
 膨らんで 破れそうだけど
 年月を重ねて来たからこそ 忘れてしまっても
 笑っていられる
 
 そんな 気がして
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~明日って、明日~

2017-03-06 | 陶芸

       

 明日って 明日で

 今日ではないよね

 自分に 自分で確認しながら

 爪を切っていたら

 窓辺の 鉢植えのシクラメンが

 笑っている 気がして


 
 明日は あなたとの約束の日

 だけど

 何が始まるのか 解らないから

 気になって



 
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~ここでいいから~

2017-03-05 | 

    

 ここでいいから

 ここにいる

 ここがあるから

 ここにいる

 ここが好きだから

 ここに居たい

 ここは 我が儘でいられる

 唯一の場所



 「今更何を言っているのか」

 誰かが叫んでいる

 
 ここは ここは....

 私の居場所
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~春が駆け足で~

2017-03-04 | 陶芸

      

 もうすぐ 春風が吹いて

 野山は 新たな息吹きに

 包まれる

 
 どこからか 聴こえてくる

 風の音や 調べに

 空から

 木々の合い間から

 水辺から

 土の中から

 いっせいに 生たるものが動き出し

 鳴いたり

 飛んでみせたり

 跳ねたり

 膨らんだり 

 で、何もかもが 

 一変してしまうから

 
 暖かい 日射しも
 
 流れゆく 薄雲も

 ゆっくり 目覚めて欲しいけど

 もう待てないと やわらかな風が 

 吹き始めたら 

 いつの間にか 気がつけば

 すでに どこも 春一色に

 染まっている


 春が駆け足でやって来たようだ~ 

 
 
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~心の空間に~

2017-03-03 | 陶芸
      


 この空間が いい
 この空間に いたい
 誰にも邪魔されず ひとり
 喚いていられる 部屋がある
 
 出窓からみえる いつもの景色
 山茶花は薄紅く いっぱい咲いたから
 誰かに見て貰いたい 素振りをしながら
 待っているようで  鮮やか色が光っている


 だけど
 野辺の水仙が 散らばって咲いて
 見下ろしているようで 何か
 お喋りするような 素振りも
 白い花は 黄色の冠をつけて
 とても お洒落で

 木斛も けや木も 樫も 
 まだ眠っているのか
 木々の緑が映えて見えるけど
 揺れてもいない

 すぐ近くに 家並みが見えて
 今はやりの住宅が 並んでいる 
 人の動く気配がまだなくて 車の音もしない

 空は薄曇り
 まだまだ どうなるのかわからない
 陽射しが届けば お出掛けしようか

 わたしの部屋
 新聞片手に パソコン開いて 
 林檎を一切れつまみながら 
 珈琲を飲む
 
 この珈琲タイムが 一番のお気に入り
 朝のはじまり

 だから しばらく
 ここにいる
 心の空間にいるから
 そっとしておいて 何て~

 





 
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~窓辺で咲いたシクラメン~

2017-03-02 | 
     

 窓辺で咲いた 

 鉢植えの 真っ白なシクラメンの花

 暖かい陽射しを浴びながら

 空を仰いでいるけど 

 花びらも葉も 羽根を広げるように

 開いてしまい   

 もう冬場を乗りきったから 

 凍えることもなくなって のんびり

 ひと休みしているようで


 寒い季節に 貰われて

 ほのかな香りを 漂わせながら

 お部屋を飾っていたけど

 時には震え 時には乾いて

 過ごした

 たくさんの蕾も 今はもう

 咲いてしまい 勢いが

 止まったけど

 最高の瞬間は 見事に

 花咲き 魅せて

 お披露目してくれたから

 もうすぐ 役目を終えても

 大丈夫かな

 
 だけど

 「もう少し咲いて 楽しませて欲しい」って

 呟いてみたら 

 「分かっている」って 答えていた

 
 青空を眺めながら....

(写真は讃岐、丸亀城の天守閣です)

 


 
 
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~風はいつか~

2017-03-01 | 
    


 風が鳴る
 風に吹かれて 風が啼く

 
 風が喚く 
 風に吹かれて 風がまわる


 どこへ行く
 どこへ行きたい
 どこがある
 どこへ行こう

 小高い森の中
 誰もいなくて 
 雑木林は 埋もれた枯葉に
 蹲るように 人を寄せ付けず
 風を呼ぶ

 陽射しも届かず
 冷風だけが 閉ざした枯れ野
 吐息を吐いて 通り過ぎる

 風が舞う
 落ち葉を集めながら 音を奏で
 舞わしては 落ちてを
 繰り返し 
 いつしか 樹木の合い間から
 空を仰ぎながらも 吹きつける

 風のなか
 何かの気配に 驚かされて
 我に返り いつしか
 風と戯れながら
 風に飛ぶ


 風を待つ
 いつか どこかで
 あなたに 出逢う

 
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