不思議だけど
誰にでも空間があって
揺らいだり 倒れそうになったり
でも 必死に守って
辿りつく ところ
出窓からの風
陽射しの入り込む 硝子窓
欅や樫、木斛など樹木に囲まれ
もう 花壇は向日葵が
花びんに飾られて無いから
コスモスが咲くのを待っている
何処からか まだ賑やかに
蝉の鳴き声が聴こえ
名前はわからない小鳥が囀る
何でもない日常と
変わらない 家族
ここは 私だけの部屋
誰にも邪魔されないけど
見えない壁があって
抵抗しているような 四角いココロ
居るのに 居ないような
居るのに 居て欲しいような
隙間風が吹いても
通り雨が潤しながら
穏やかな空気が 漂っていて
はみ出そうと騒いでいるのは
誰だろう
窓を開けて見る
無限の何かに 抵抗して
ふと 確かめたくなって
押したり ひいたりしながら
ココロの壁を壊している
さあ 空間を
どう成敗しょうか
それとも このままで~