相撲協会理事長北の海が辞任

相撲協会を揺るがした大麻事件の決着が一応付いた感じである。大麻検査で要請とされた２人は解雇になり、北の海理事長は辞任した。新理事長に元横綱三重の海の武蔵川親方に決定した。大麻の吸引の基準である１５ナノミリグラムをそれぞれ５倍、１０倍の数値であり、明らかに吸引を行ったと思われるとアンチドーピング委員は解説している。一見落着とは行かないようである。法的な問題も出てくる可能性がある。吸引した数値が大きいことが其の要因であると専門かも語っている。他のスポーツであれば１年間の出場停止だろうが相撲協会は解雇と厳しい処分を決定したと報道されている。このあたりの解説はいささか問題であろう。一般のサラリーマンであれば明らかに解雇である。厳しいと考えない。今回の決定で多くの相撲ファンは一安心であろう。また協会もそのようにしなければならない。再びこのような事件が起きればファンは黙っていないであろう。ただ元に戻すことが良いか悪いかである。今の雰囲気（周りの雰囲気）は協会が元に戻ることを望んでいる。それでは全身がない。個人的にはこの機会をよりよい方向性を打ち出すものと捉えるべきである。そうでなくては今回の事件が教訓とならない。単に厳しいだけの相撲界であっては時代から取り残される。新弟子の入りやすい所であり育つ所であるべきであろう。それがどのような方法かは協会自身が考えていくべきである。