悪童日記

チラシの裏

幸せを感じる

2014-07-06 14:58:58 | 


久々にこの暖簾をくぐる。

魚にうるさい酒飲みには知れたお店だ。

看板もなければ店舗でもない一軒家なので飛び込みの客はまず来ることはない。










近海のかつお




脂は皆無。 エッジの立った締まった身質 

口に入れたあとに抜ける香りはまさにかつお。

良いかつおです。


見た目よりひと切れは大きく、大葉と比べればわかりやすいかな?



天竜金目の煮付け




ブランド金目ですね。 天竜川沖で捕れる金目は身質・脂ともに最高と言われています。

ほかで捕れるものとは比べ物にならない。

その金目のかしら側を煮付けで頂きました。

さすがにうまいです。 

身はプリっとふわっとしていて、繊維のようなパサつき感は一切なし。

脂ののりも抜群! 凄い金目ですね~




冷と漬物




あとはこんなもんでいいんです。

いやむしろ、これがいいんだな。

酒飲みの幸せは単純で良いね!


浜名湖天然うなぎる

2014-07-04 16:04:26 | 外食 和


梅雨に入ると天然うなぎは旨くなると聞いたことがある…。

鱧も言われるが、ニョロニョロウネウネした魚はそういうものなのか?(笑

という事で、解禁になった浜名湖の天然うなぎを食ってきました。


夏本番前なのだがどうにもバテぎみ。

ワールドカップで睡眠不足も効いているのだろう

スタミナつけんといかんね。


これはこの道中の車中で友人に聞いた話だが、去年家の庭の井戸を埋めたという。

その時の事だ。 井戸の中に何やら白長い生き物が・・・

そう。うなぎだ。

友人その瞬間に記憶がフラッシュバック!

20年ほど前子供の頃、近所の川で捕まえてきた天然のうなぎを当時井戸の中に入れたという・・・

まさにその記憶が今・・・

その当時から井戸は使っていなかったらしく蓋もしたままだったそうだ。

ということでもちろん餌などない。あるとすれば藻に近いものだけだろう

陽の光ですら当たらないのである・・・

それはまさにうなぎにとってのアルカトラズ監獄所。

20年だ。 その長い年月をそこで過ごし生き続けてきたうなぎの日々は想像を絶するものだったろう・・・

20年の時を越え、今1度光を浴びることが出来たうなぎに感服する。

そしてもはやレジェンドとなったうなぎを食うことなど出来ようはずもない。

いろいろな思いを込め、川に放してやったという事だ。

悟りを開き、身も心も清められた(井戸水で)彼はこれからの自由な人生を全うすることだろう。


まぁ、この話聞いて思ったのがうなぎの生命力ってパンパねーなって事(笑

食えばスタミナつくってのも本気で分かった気がしたよ。



んで、お値打ち価格で天然うなぎを食べさせてくれるといったらこの店。









過去の経験上、並より大の方がウマいと思っているので

この日も「大」を注文。




やっはりでかい! 

身の厚さも相当だ!


友人の並と比べてみるとその差は一目瞭然であった。(写真には撮らなかった)























食い比べてみても、やはり大分違う。

身の食感、脂の質、かおり。

ここではやはり大を頼むのが正解だろう。

ただ、前に食べた時に比べると味は若干弱かった。

まあ、天然ものなので個体に差があるのは当たり前なので仕方無い事だがね。

もう少ししたらもっと旨くなるのかな?



ただ、レッドリストものなのでこれから先はどうなるかわからんがね・・・

今のうちに堪能しておくのがいいかもしれないね。