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高田郁「花散らしの雨 みをつくし料理帖」

2019年07月27日 | た行の作家

 

ハルキ文庫
2009年10月 第1刷発行
2017年 2月 第38刷発行
288頁 

みをつくし料理帖シリーズ第2弾

俎橋から ―― ほろにが蕗ご飯

花散らしの雨 ―― こぼれ梅

一粒符 ―― なめらか葛饅頭

銀菊 ―― 忍び瓜

元は神田御台所町にあったのが付け火で焼失し九段坂下、俎橋近くに移った「つる家」
澪と芳は住まいの長屋から歩いて1時間をかけて“通勤”しています
目次の次の頁に載っている簡単な地図を何度も見直したり、6月に出かけた東京で参加した神田川クルーズで船から見上げた俎橋を思い出しつつ読みました

 

変わらず続く登龍楼の嫌がらせ、幼馴染で今は吉原のあさひ太夫となった野江の大怪我、澪が暮らす長屋の隣人親子の麻疹騒動、店の移転後ご無沙汰だった浪人・小松原との再会
笑いあり涙あり、ハラハラドキドキの連続であっという間に読了

長屋の隣人の主人が、仕事で出かけなければならない自分の代わりに懸命に妻と息子を看病してくれた澪と芳への思いを恢復した息子に言い含めます
「良いか、太一。忘れるんじゃねぇぞ。ご尞さんと澪ちゃん、あのふたりがおっ母に…俺たちにしてくれがことを、決してわすれるんじゃねぇぞ」
ここは思わずもらい泣きをしてしまいました

 

第3弾も楽しみです♪

 


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