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中山可穂「白い薔薇の淵まで」

2009年11月24日 | な行の作家
山本周五郎賞受賞

若い女流作家と普通に企業で働く女性が雨の降る夜本屋さんで出会う
2人の恋愛は、周囲も互いも不幸になるのが分っていて、傷つけあいながら、それでも全身全霊でもって相手を求めずにはいられない関係
「恋愛」
男女だからどうだとか女性同士だから男性同士だからって、決め付けるのはナンセンスなんでしょう

サイゴン・タンゴ・カフェに繋がっていく作品だと思います

クーチは父親の余命が残り少ないことを知り、孫の顔を見せてやりたい、と大学時代から付き合いのある男性と結婚する
しかし、塁との関係を断ち切ることが出来ず再び関係を持ってしまう
妻の相手が男性だと疑わない夫は、妻の身体が美しく色気に溢れていくのを目の当たりにして身を引く

心の底から愛し愛される関係は人を美しく変えるんですね

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