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三浦しをん「神去なあなあ日常」

2010年05月20日 | ま行の作家

高校を卒業したら、まぁフリーターかな
なんてお気楽に考えていた平野勇気
担任と両親が秘密裏に進めていた策略にハマり(?)
三重県の山奥にある神去村で林業に従事することになる

この子
逃げ出すに違いない
何日持つのかしら

脱走を試みるがいともた易く首根っこを掴まれ連れ戻される


春~夏~秋~冬
過疎の村の現実
素朴で穏やかな一面排他的なところも見せる村人達
神去村で暮らす勇気の一年
彼の成長と林業のあるべき姿が勇気の言葉で綴られます


林業っておもしれ~!
ってほど甘くはないでしょうが
勇気のような青年が日本の林業の未来を支えていってくれたらな
と思いました

斜陽産業と呼ばれてひさしい林業で、神去村がなんとか成功している理由
それは、計画的で効率のいい植林戦略にある
新旧の人材をうまく配置しているためでもある
だけどなにより大きいのは、神去山があるってことだ

やっと三浦しをんさんマイ・ベスト・ワンといえる作品に出会えました


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
さっそく文庫を購入 (narkejp)
2013-02-02 21:13:01
図書館で借りてきた単行本が面白かったので、文庫本を購入してきました。書店には一冊だけ残っておりましたので、入手できました。おもしろかったですね~。トラックバックいたします。
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narkeipさん (こに)
2013-02-04 11:08:52
本当に面白かったですね。
神去村の面々もですが、勇気のお母さんのキャラが案外良いように感じています。
続編、早く読みたいです!
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公開当時 (小米花)
2021-08-29 16:46:08
ロケが行われた三重県美杉町は、その当時はかなり評判にもなり、賑わったようなのですね。
今DVDで見ると、その騒ぎが感じられず映画の影響はナシ?と思ってしまいました。
でも地域での活動はいろいろ掘り起こされていたようで、少々安堵しました。
でもそういうムーブメントが定着するのは難しいのでしょうね。
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小米花さん (こに)
2021-08-30 15:05:38
所謂、ご当地映画とかロケ地云々ってそうですよね~。

>ムーブメントが定着するのは難しい
仰る通りです!

五平餅ブームを巻き起こした朝の連ドラ「半分、青い」の舞台になった岐阜県恵那市の今は…惨憺たるものですよ。
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