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TV(BS・CS)で観た映画(海外)を5本

2018年05月17日 | 映画(海外)

 

「シェルブールの雨傘」
原題 LES PARAPLUIES DE CHERBOURG
1963年 フランス、西ドイツ 

フランス北西部の港町シェルブール
自動車修理工の青年、ギイ(ニーノ・カステルヌオーボ)と傘屋の娘ジュリビェーブ(カトリーヌ・ドヌーヴ)は結婚を誓い合った恋人同士でしたが、ギイの元にアルジェリア戦争の徴兵令状が届き彼は2年間戦地に赴くこととなります
時を同じくしてジュリビェーブの妊娠がわかります
恋人とまだ見ぬ赤ちゃんを残して列車に乗るギイ
彼が戻るまで子供を育てながら待つ決心のジュリビェーブでしたが、戦地のギイからの手紙が減り精神的に不安定なところに、一人の男性から妊娠を承知のうえで結婚を申し込まれます 

恋に恋していたジュリビェーブ
その後、彼女は幸せだったのでしょうか
哀しく温かく切ないラストは美しいBGMと共に記憶に残る名シーンだと思います 

ミュージカルはあまり好きではないのですが、カトリーヌ・ドヌーヴの代表作でもあるので一度は観なければと思い鑑賞しました
台詞も歌にはやや引いてしまいましたが若く美しいドヌーヴを観られたことに満足です

 

 

 

 

「渚にて」
原題 ON THE BEACH
1959年 アメリカ 

1964年
第3次世界大戦での原水爆使用後、北半球は絶滅、死の灰は南半球にも迫りつつありました
数か月後には放射能によって死を迎えることが解っていて、人類は、それにどう向き合っていくのか
静かにその時を迎える人々を描きます
静かなことで逆に恐怖が増します
若き日のグレゴリー・ペック、素敵です♪

 

 

 

 

「ヒューゴの不思議な発明」
原題 HUGO
2011年 アメリカ 

1930年代のパリ
駅の時計台に隠れ住む少年、ヒューゴ(エイサ・バターフィールド)の冒険を、映画の父として知られるジョルジュ・メリェスの映画創世記の時代とともに描き出します
ファンタジーとのことですが、物足りなかったです
ただ、エイサ君や共演のクロエ・モレッツの青い瞳、全体に青みかがった映像の美しさには目を見張るものがありました
駅の警備員と花屋さんの遠慮がちな恋も素敵だったかな♪
邦題の「不思議な発明」ってのは本題からズレていませんか?

 

 

 

 

「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」
原題 5 FLIGHTS UP
2014年 アメリカ 

ニューヨーク・ブルックリンのアパートメントの5階に暮らしている画家のアレックス(モーガン・フリーマン)と妻のルース(ダイアン・キートン)
窓からブルックリン・ブリッジが見える最高の物件なのですが、エレベーターのない住まいは年を重ねた二人にはキツくなってきています
そこでもっと楽に暮らせる部屋へ引越し、今の部屋を売ることにしたルース
本当は売りたくないけれど、妻の勢いに承諾したアレックス
二人が新婚時代に今の部屋に引っ越してきてからの日々や、部屋の売買に関わるドタバタ劇が描かれます
最後に「から騒ぎしていただけ」と気付くのなら、最初からきちんと話し合っておくべきなのでは?
観る側も振り回されただけ…でした
名優2人のおかげで観られたかな

 

 

 

 

「ミルドレッド ピアース」
原題 MILDRED PIERCE
1945年 アメリカ 

地元の名士の射殺死体が発見され、容疑者として被害者の妻、ミルドレッド(ジョーン・クロフォード)の元夫が逮捕されます
しかし、ミルドレッドは警察で元夫は無実と言い募ります 

不動産業を営む夫に捨てられ生活のためウェイトレスとして働くミルドレッド
やがて彼女は料理の腕を生かし、レストラン経営に乗り出します
味の良さと教育の行き届いた店員のサービスが口コミで広まり、店の評判は上々
店舗数も増え、経営は軌道に乗ります
しかし、長女のヴィーダは母親を『成り上がり者』と見下しています
母親の稼いだお金で贅沢をさせてもらっていて何て言い草でしょうね
この物語は、母と娘の確執が引き起こした悲劇です
モヤモヤが残る内容でした
少なくとも、自分の娘はヴィーダみたいなおバカじゃなくて良かった(^_^;)

 

 

 

 

 


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