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おうち映画(海外)を5本

2019年01月21日 | 映画(海外)

 

 

「素晴らしきかな、人生」
原題 COLLATERAL BEAUTY
2016年 アメリカ
【ムービープラス】 

クリスマスシーズンのニューヨークを舞台に、娘を亡くし人生のどん底にいたハワード(ウィル・スミス)の再生を描きます
完全に生きる力を失ってしまった彼を心配した会社の同僚(ケイト・ウィンスレット、エドワード・ノートン)は、ある日偶然出会った3人の舞台俳優、ブリジット(ヘレン・ミレン)、エイミー(キーラ・ナイトレイ)、ラフィ(ジェイコブ・ラティモア)にハワードに「死」「愛」「時間」について語るよう頼みます
ファンタジーを装ったリアリティに即したヒューマンドラマです
家族を亡くした者の集まりに参加したハワードが話をするマデリンという女性(ナオミ・ハリス)が誰であったか分った時点でハワードの復活は予想できますが、感動で涙してしまいました
ハワードだけでなく、同僚らもそれぞれ抱えていた悩みに向き合うことが出来たのがまた良かったです

 

 

 

 

「暗闇にベルが鳴る」
原題 BLACK CHRISTMAS
1974年 カナダ
【スターチャンネル BS1】 

クリスマス前、大学の女子学生寮に奇妙なイタズラ電話が入るようになり、同じ頃一人の学生が行方不明になります
近くの公園で発見される若い女性の殺人死体
次にいなくなるのは学生寮の管理人
さらに…
効果音やある言葉から殺人鬼はアノ人かしら、と想像はさせるものの最後まではっきりとは分からないままで不完全燃焼
調べましたら、カナダやアメリカに伝わる都市伝説の映画化とのこと
それなら犯人を特定するわけにはいきませんよね
主演はオリビア・ハッセー
若くて可愛らしい彼女が恐怖に怯える様子が見どころかも?
とにかく突っ込みどころ満載で、ある意味楽しかったです

 

 

 

 

「アパートの鍵貸します」
原題 THE APARTMENT
1960年 アメリカ
【シネフィルWOWOW】 

出世と上司へのゴマスリのため、自分のアパートを愛人との密会場所として複数の重役に提供するバクスター(ジャック・レモン)
部屋を使われている間は寒さにも侘しさにも耐えて外で過ごしたことが報われ、出世街道に乗り意気揚々とするのですが、密かに思いを寄せていたエレベーターガール(シャーリー・マクレーン)までもがアパートを利用する重役の愛人と知り愕然とします
おまけに、自分の直属の上司となったのがその重役なのです
バクスターを利用する重役たちは誰もサイテーです
勤め人なら身に染みるペーソスに満ちたコメディ作品
腹立たしく思いつつ、バクスターの“反撃”に拍手
何度も観たくなる作品です

 

 

 

 

「わたしはダニエル・ブレイク」
原題 I,DANIEL BLAKE
2016年 イギリス、フランス、ベルギー
【Netflix】 

イギリスの社会福祉制度の矛盾を描きます
イギリス北東部、ニューカッスルで大工として働くダニエル・ブレイク(デイブ・ジョーンズ)
心臓を患ったダニエルは医者から仕事を止められ、国からの援助を受けようとしますが、複雑な制度のため満足な援助を受けることができないでいます
2人の幼児を抱えるシングルマザー、ケイティ(ヘイリー・スクワイアーズ)を助けたことから、ケイティの家族と絆を深めていくダニエルですが、彼らは厳しい現実によって次第に追いつめられていきます 

典型的なお役所的対応をする担当者たちの冷たい態度が、日常の中で追いつめられ傷つけられており、一筋の光にすがるように救済を求めて窓口にやってきた弱者たちをさらにこっぴどく傷つけます

ダニエルが提出書類に書いた
『私たちは人間だ、犬ではない、敬意を持って接して欲しい』
当たり前のことが見過されているのは日本も同じだと思います
重苦しい社会派ドラマでしたが、市井に暮らす人々の助け合い、優しさも描かれた映画でした

 

 

 

 

「僕と世界の方程式」
原題 A BRILLIANT YOUNG MIND
2014年 イギリス
【Netflix】 

国際数学オリンピックで金メダルを目指す天才少年、ネイサン(エイサ・バターフィールド)
彼は、幼い頃から他人とのコミュニケーションが苦手で自閉症スペクトラムと診断されていますが数学に関しては頭抜けた才能を持っていました
息子の才能を伸ばそうと母のジュリー(サリー・ホーキンス)は数学教師、ハンフリーズ(レイフ・スポール)に個人指導を依頼します 

自分を理解してくれていた父親を交通事故で失ってからは、母にも心を閉ざし数学だけに生きてきたネイサンが、国際数学オリンピックの合宿で出会ったチームメイトや中国チームのチャン(ジョー・ヤン)との交流を通して変化していく様子は息苦しいほど切なくもハッピーな結末にホッと胸を撫で下ろしました
数学が不得手な母を見下していたネイサンが、母親の愛情を受け止めた瞬間はウルっときました
観賞前は、オリンピックで金メダルを取れるのか、が大事なテーマと思っていましたが、全く違っていて嬉しい勘違いでした^^ 

青い瞳が印象的なエイサ・バターフィールドを観ながら、どこか訴えてくるものに共通項があるように思えて「しゃぼん玉」の林遣都さんが思い出されて仕方ありませんでした
若者が苦難を乗り越え一人前になっていく姿は観ていて気持ちのよいものですね

 


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