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町田純「カワカマスのヴァイオリン」

2011年03月27日 | ま行の作家

 

未知谷
1999年4月 初版発行
135頁


ある年の夏の終わり
芝草に覆われた丘の頂に座ったネコのヤンの耳に聞こえてきた不思議な音
ギー、ギー、ギーコ、ギーコ、ギィー、ギィー
不思議な音の源はカワカマス君の奏でるヴァイオリンだった

再会したヤンとカワカマス君
カワカマス君と一緒にヴィオラを奏でるカワメンタイ君
森で見かけた野ネズミ君、リス君
草原や森で過ごす静かな時間
ヤンの小屋でサモワールで沸かしたお茶を飲みながら聞くカワカマス君のお喋り

いくつかの季節が過ぎたある冬の終わり
ヤンはリス君と川辺に立ち川の氷が流れていく様を眺めながらカワカマス君とカワメンタイ君はロマ(ジプシー)となり何処かへ流れていったに違いないと思いを巡らすのでした


暫し
想像の世界に入り込んでみるのも良いと思います

 


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