原作・森沢明夫
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だいたいのところは原作に忠実でしたが
原作より主人公・大森陽一の実家に寄せる思いを強く描いていたように感じました
明治時代の大森食堂初代、賢治・オリエンタルラジオの中田敦彦さん
現代の4代目、陽一・オリエンタルラジオの藤森慎吾さん
過去と現在が交互に語られ
初代賢治の娘である祖母が亡くなる辺りから陽一の大森食堂への思いが一気に爆発します
原作にあった螺鈿細工の津軽抽斗が全く出てこなかったのが少し残念
そもそも賢治の幼なじみであり津軽抽斗を作ってくれた、よっちゃんも登場しなかったので仕方ないですね
素朴な中田さん
現代風だけれどちょっと不器用な藤森さん
お二人はイメージ通りでした
陽一の恋人(?)
筒井七海・福田沙紀さん
それなりに重要な台詞はありましたが存在感薄かったです
七海の母親に思いを寄せている男性役に野村宏伸さん
申し訳ないのですが
何だかなぁ~、いてもいなくてもいいんじゃないかしらん?
陽一の母親役の藤吉久美子さん
最初のうち全くわかりませんでした
元々派手な顔立ちの女優さんではありませんがかなり地味でした
映画の中の、弘前さくら祭りの満開の桜
見事でした
映画を観終わって外に出て
あちこちで咲き始めている桜が例年以上にとっても美しく目に映りました
色々自粛ムードが高まる中
弘前さくら祭りは今年も開催されるそうですね
被災地の方々にとっても癒しになれば、と思います
興行収入の一部は義援金として寄付されるそうです
余談
森沢さんの最新刊
「夏美のホタル」の主人公・慎吾の名前は藤森さんの名前からとったそうです
本当に、この作品のようにはいきませんよね~。
弘前ならなおさらでしょうね。
地方都市に若い人が戻ってきて、活性化につながるといいのに、と思うのですが、なかなか難しいのでしょうか?
この作品のようにうまくは行かないですね・・・。
原作を先に読んでいたので、自分の頭の中で勝手に作り上げたイメージが少々邪魔をしたようです
>こういう作品はこんなものかな
あ、その感じわかります
こちらでも桜が満開になりました
東北にも本物の春が早く訪れることを祈ります
確かに、福田沙紀さんの存在感もちょっとという感じで、総じてこういう作品はこんなものかなという気がしています。
ドラマとしては、もう少し期待していたのですが・・・。