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森沢明夫「津軽百年食堂」

2010年07月28日 | ま行の作家
舞台は
東京と青森県弘前市
明治時代から続く津軽蕎麦の店、大森食堂の長男
大森陽一
実家を継ぐ前に修行目的で東京の料理屋に就職するが先輩とのトラブルでクビになる
次に就職した広告会社では仕事は楽しかったものの忙しさとストレスから鬱寸前の状態まで追い込まれ退職
30歳を前に東京の片隅でピエロやバルーンアートの講習をしながら日銭を稼いでいる
大型おもちゃ店のイベントで偶然知り合った写真家の卵、筒井七海
彼女も弘前の出身で同じ高校の先輩後輩であることがわかり意気投合
二人の交際が始まって一年後のゴールデンウィーク
3代目にあたる父親の怪我のため急遽弘前に戻ることになった陽一
七海との恋の行方は?
陽一は大森食堂の4代目を継ぐことになるのか?


箸休めにちょうどよい作品です

頁の殆どを占める陽一の話より大森食堂初代の大森賢治の話のほうが好きです
賢治が足の障がいの為苦労したこと、そんな賢治を幼い頃から温かく見守ってくれた母親、店を始める前の話しや妻となるトヨとの馴れ初め
大森食堂開店の祝いに賢治の唯一の友達、よっちゃんが造ってくれた螺鈿の抽き出し
大森家の家宝ともいえる螺鈿の抽き出しが2代目、3代目にどのように大切にされてきたのか、が全く書かれてないのは残念でした


弘前城の桜の描写などはいつかどこかで見た映画かドラマみたい
と思ったら
2010年4月現在映画の撮影が始まっているそうで
公開は2011年春とのこと
ナルホド
納得です

案外
映画は期待できるものになるかもしれません


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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読みました(^^)/ (latifa)
2018-09-22 15:28:18
こにさん、こんにちは!
私も先代の話が凄く好きでした!!

>螺鈿の抽き出しが2代目、3代目にどのように大切にされてきたのか、が全く書かれてないのは残念でした

確かに・・・。
あと100ページ増やして、そのあたりとか読みたかったです・・。

映画もそのうち見てみたいなー。
返信する
latifaさん (こに)
2018-09-24 12:46:43
早速よまれたのですね!
森沢さんはサクサク読めるのも良いです♪
私、映画でオリラジを知って少しだけファンになりました^^
返信する

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