読書と映画とガーデニング

読書&映画&ガーデニング&落語&野球などなど、毎日アクティブに楽しく暮らしたいですね!

おうち映画(日本)を5本

2018年10月28日 | 映画(国内)

 

 

 

「聖の青春」
2016年 

【日本映画専門チャンネル】

原作 大崎善生・聖の青春

 

幼いころから腎ネフローゼを患い、入退院を繰り返した村山聖(松山ケンイチ)は入院中に父から勧められた将棋に心を奪われます
プロ棋士となり羽生善治(東出昌大)ら同世代のライバル棋士たちと死闘を繰り広げ、まさに命を削りながら将棋を指し、29歳という若さで生涯を終えた村山聖の壮絶な一生を描きます

 

体重を20kgも増やして役に取り組んだ松山さん、羽生さんの個性をよく再現していた東出さん
見事でした
東出さんは台詞の少ない役のほうが合っているのではないかしら(^_^;)

 

もっと強くなりたいと願いながら29歳で亡くなった村山聖の将棋への思いの他に、成就しなかった恋、病気の一人息子を旅立たせた両親の愛、なども描かれ涙なしでは観られませんでした

 

実際の羽生さんが、村山聖の死をどう受け止めたのか、どう乗り越えたのか、も知りたいと思いました

 

 

 

 

 

「世界から猫が消えたなら」
2016年 

【Netflix】

原作 川村元気「世界から猫が消えたなら」

 

原作を読んだ時、即「映画向き」と思いました
川村さんですから、当然ですが…

 

公開当時、宮崎あおいさんがあまり好きではなく映画館には足が向きませんでした

 

脳腫瘍で余命僅かと宣告された30歳の郵便配達員の青年(佐藤健)の前に、青年とそっくりな悪魔(佐藤健二役)が姿を現します
悪魔は青年に、大切な物との引き換えに1日の命をくれるというのです
電話、時計、映画など
大切にしてきたものが次々と消えていく中、元恋人(宮﨑あおい)との再会を果たし、かつて一緒に過ごした日々を思い出し、映画の面白さを教えてくれた大学時代の友人(濱田岳)や、亡くなった母(原田美枝子)、疎遠になった父(奥田瑛二)の思いに触れ、亡き母が残した手紙を手にした青年は、人生最後の日、ある決断を下します 

原作も泣けたけれど本作も泣けて泣けて仕方ありませんでした

 

佐藤健さんや宮崎あおいさんより
脇役の濱田岳さん、原田美枝子さん、奥田瑛二さんが良かったです♪

 

 

 

 

 

「歌謡曲だよ人生は」
2007年 

【日本映画専門チャンネル】

昭和を代表する歌謡曲の様々をモチーフにした短編オムニバス映画11編

 

タモリ倶楽部の空耳アワーで使われるイメージ映像のほうがマシではないかと思えるような作品や、高校生がサークル活動で作ったような作品もありました(あくまでワタクシの個人的な感想)

 

一番良かったのは、矢口史靖監督と妻夫木聡さんの「逢いたくて逢いたくて」
群を抜いて良かったです

意外な結末が印象的だったのは、タナカ・T監督と大杉蓮さんの「小指の想い出」

青年の垣間見る大人の世界が昭和らしく懐かしかったのは、三原光尋監督と宮史郎さんの「女のみち」←歌手本人!

蛭子能収監督と武田真治さんの「いとしのマックス」は、不条理と流血が苦手な展開
漫画ならいいかもしれないけど実写ではどうでしょう

水谷俊之監督と余貴美子さんの「ざんげの値打もない」には吉高由里子さんも出演されていてビックリ!
余さんも吉高さんも勿体ない使い方をされていました

 

どれにしても、歌謡曲と作品のイメージが一致せず、どうしてこのようなものを作ったのかしら、というのが正直な感想です
自分より10歳程度年齢が上の人には、しっくりくるのかな?

 

 

 

 

 

「島々清しゃ(しまじまかいしゃ)」
2017年 

【日本映画専門チャンネル】

沖縄、慶良間諸島を舞台に、音楽によって結ばれる人と人の絆を描きます

 

東京からやってきたバイオリニストの祐子(安藤サクラ)は、耳が良すぎるが故、少しの音のズレも気になってしまい変人扱いされている少女・うみ(伊東蒼)と仲良くなります
祐子のアドバイスを受け、学校の吹奏楽部でフルートを吹くことになったうみは、徐々に周囲との間にあった壁を壊し、自分自身を解放していきます
祐子とうみの物語かとおもいきや
後半に存在感を増すのが、祖父との折り合いが悪く、うみを実家に残して那覇で暮らす母親(山田真歩)
彼女も最後には自分を縛っていたものから解放され、うみの元に戻ってきます
うみと母親の物語だったのですね
本土からやってきた余所者ヤマトンチュ=祐子は島を去ります
祐子を乗せた船を見送った後、手を繋いで家に戻る母と娘
祐子も自らを見つめ直し、ある決心を胸に本土に戻るのでした

とても後味の良い作品です

慶良間諸島の美しい自然風景も堪能できました

 

 

 

 

「禅 ZEN」
2008年 

【チャンネルNECO】

乱世の鎌倉時代を生きた孤高の僧侶、道元禅師を描く歴史ロマン
曹洞宗の開祖であり、越前国に後に永平寺と名を改める大佛寺を開きます

 

幼くして母との死別、成長し宗へ渡っての修業、帰国後の活動
艱難辛苦を味わいながらもひたすら仏を追い求めた姿に圧倒されました
道元を熱演するのは中村勘太郎(現・中村勘九郎)さん
歌舞伎役者だけあって姿勢の美しさは抜群
説得力があります

 

道元の弟子、村上敦さん、高良健吾さん、村の貧しい女、内田有紀さんは良かったですが
道元が宗で出会う僧侶役の西村雅信さんや笹野高史さんがどうもいけません
当然ながら中国語での会話なのですが、中国語を話せない自分が聞いてもお粗末すぎました
中国人の俳優さんを使えなかったのかな

 

欲だらけの自分には遠い世界の話のようでも、すっと心に染入るものの多い内容でした

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ダニエル・L・エヴェレット「... | トップ | フリーマントル「追いつめら... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画(国内)」カテゴリの最新記事