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おうち映画(日本)を5本

2018年12月08日 | 映画(国内)

 

「月とキャベツ」
1996年 

【日本映画専門チャンネル】

曲が書けなくなったミュージシャン・花火(山崎まさよし)とダンサー志望の女子高校生・ヒバナ(真田麻垂美)の出会いと別れを寓話的に描いたラブストーリー

ヒバナ役の女の子が、謎めいた雰囲気や透明感に欠けていたのが残念!
その後、活動されていないようなので女優としてはイマイチだったのかしら

主題歌は「One more time,One more chance」
かの名曲のPVロングバージョンのような作品で映画としては「?」
ラストの弾き語りは感動しました 

バンドの演奏シーンが流れるのですがほんの数秒映るだけのベーシストが田中要次さんに似ていて「まさかねぇ」とエンドロールで確認したら、まさかの田中さんでした!
役名もベーシスト(^_^;)
この頃はこのような役もこなされていたのですね

 

 

 

 

「笑の大学」
2004年 

【チャンネルNECO】

第二次世界大戦開戦間近、昭和15年
東京・浅草を舞台に笑いというものを全く解さない警視庁保安課検閲係・向坂(役所広司)と喜劇舞台作家・椿(稲垣五郎)の笑いを巡る攻防を描いたコメディ

ほとんどが二人の会話劇
椿の台本に無理難題を課して舞台を上演禁止に持ち込もうとする向坂と、なんとか上演許可をもらおうと向坂の指摘をすり抜けるような台本に書きなおしてくる椿
いつしか二人の間には奇妙な友情が芽生えるのでした

役所さんと稲垣さんの真剣勝負の掛け合いが楽しく、どういう展開になるのか面白く観たのですが、終盤はやっつけのような、こうでもしなければ終わらない、といった風で尻すぼみの感は否めませんでした 

原作・脚本は三谷幸喜さん
最後の最後まで思いっきり笑わせて欲しかったです…

 

 

 

 

「佐賀のがばいばあちゃん」
2006年 

【日本映画専門チャンネル】

そういえば、原作も映画も随分と話題になりましたっけ

1980年代に一世を風靡した漫才コンビ「B&B」の島田洋七の少年時代を描きます
内容は皆さんご存知と思いますので省略
想像以上の物の無い、ごく普通に思える映画でした(^_^;)

吉行和子さん、浅田美代子さん、工藤夕貴さんと女優陣が豪華でした
以上 

この後、島田さん自身が監督をされた作品のほうを観てみたいです

 

 

 

 

「真木栗ノ穴」
英題 PEEPING TOM
2007年

原作 山本亜紀子「穴」 

【シネフィルWOWOW】

原作 山本亜紀子「穴」

舞台は鎌倉
釈迦堂切通をくぐって蹔くの場所にある築40年の安アパートに暮らす売れない作家・真木栗(西島秀俊)
官能小説を依頼されるも初めてのことでアイデアが浮かびません
そんなある日、壁に隣の空き室を覗くことが出来る穴を見つけ、そこに若い女が引っ越してくることを妄想し、それをもとに小説を書き始めます
やがて空き室に本当に若い女が引っ越してきて、彼女の生活を覗き虜になっていく真木栗
彼女を頭に置いて書く官能小説が好評で益々筆が進むのですが… 

『切通し』がミソです
小泉八雲を連想させるような日本らしい怪談のようにも感じました 

西島さんの演技が素晴らしい!
売れない作家がだらしのない服装で壁の穴を覗いている様も西島さんだから絵になるのですね~

妖しい白日夢の様な世界
この世は一人の男の空想世界なのか…
エンドロールに流れる言葉でさらに不思議感が増しました

 

 

 

 

「人間椅子」
1997年 

【チャンネルNECO】

原作 江戸川乱歩「人間椅子」

原作とはかなり違います
椅子の中に入った男、だけが同じです 

昭和初期、人気女流作家の佳子(清水美砂)は、外交官の夫・昭一郎(國村隼)と何不自由ない生活を送っていますが、彼女は異常なまでの潔癖症で、執筆中も手袋を用いり、女中が掃除した後も自分でやり直したり、さらに夫との夜の生活も我慢がならないほどでした
ある日、彼女の元へ一通の手紙が届きます
それは匿名の家具職人からのもので、内容は、自らが作った椅子の中に入って言い知れぬ悦びに包まれているという告白文でした 

乱歩の世界観は生かされていたと思います
結果オーライです 

20年以上前の作品なので清水さん、國村さんが若いのと、女中に三浦靖子さん、お抱え運転手に温水洋一さん、友情出演に藤原紀香さんなど、意外な方が出演されていたのが興味深かったです
古い映画の楽しみなところでもありますね

同じころ「D坂の殺人事件」も映画化されたとのこと
探して観てみようと思います

 

 

 


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