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おうち映画(海外)を5本

2019年08月10日 | 映画(海外)

「パターソン」
原題 PATERSON
2016年 アメリカ
【スターチャンネル BS10】 

ニュージャージー州パターソン市で暮らすバス運転手のパターソン(アダム・ドライバー)
朝は妻・ローラ(ゴルシフテ・ファラハニ)を起こさないようそっとキスをして妻手作りのサンドイッチを持って出かけ、一日バスを走らせ帰宅、夜は愛犬マーヴィンと散歩に出かけバーで一杯だけビールを飲む
そんなパターソンの月曜から日曜の一週間をユーモアを交えて淡々と描きます
何の変哲もないように見える彼の生活ですが、詩人でもある彼の目には日常の全てが美しく、人々との交流や思いがけない出会いはとても大切な時間なのです
妻の手作りクッキーがバザーで予想以上に売れて少しの贅沢に映画館へ出かけた間に起きた“事件”
落ち込むパターソンですが、いつも詩の推敲を重ねる場所で出会った日本人の詩人(永瀬正敏)との邂逅が彼の中に何かを残すのでした 

愛犬マーヴィンの名演技も見逃せません
パターソンに「お前なんか嫌いだ」とボソリと呟かれた時の切なそうな表情といったら、まるで自分が言われたかのようでキュンとなりました 

ちょっとした声掛けや笑顔が幸せの元になる
小さな幸せを積み重ねていけば毎日が素敵なものになる 

心地よい映画でした

 

 

 

 

「JFK」
ディレクターズカット版
原題 JFK
1991年 アメリカ
【シネフィルWOWOW】 

アメリカ現代史上の一大事件で今なお謎の残るジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件を新たな調査資料をもとに検証したドラマ

ニューオリンズ州の地方検事ジム・ギャリソン(ケヴィン・コスナー)は暗殺後2時間も経たないうちにリー・ハーヴィー・オズワルド(ゲイリー・オールドマン)が大統領暗殺の犯人と発表され、さらに護送される途中、ナイトクラブの経営者に撃たれて死ぬという一連の経過に疑問を抱きます
3年後、改めて暗殺事件を捜査することにしたジムは事件の核心に近づいていき、実業家として知られるクレー・ショー(トミー・リー・ジョーンズ)が首謀者であることを突き止めますが、マスコミや政府から脅しを受け、私生活も危機に見舞われます
クレーを殺人の共謀罪で告訴したジムは裁判でアメリカの正義を熱く訴えます
このシーンは見応えありました
しかし、クレーは無罪に終わります 

全ての真相が明らかになるには非公開となっている機密文書が公開される2039年まで待たなければならない、とのこと
ラストの“過去の出来事はプロローグである”の一文が重く響いてきます

 

 

 

 

「いい匂いのする女」
原題 OREGON PINE
2016年 ドイツ
【ムービープラス】 

友人とアメリカ産の松の木の輸入会社を経営する男性
中国企業への売り込みに失敗し、経営が思わしくない中、偶然出会った女性にのめり込み身を滅ぼすという話です
それまでは女とは遊びで付き合うと決めていた男性のダメ男への変貌っぷりが凄いです
男性を破滅へと導いた女性は一体どんな人間だったのか
私は魅力を感じなかったし、姿を消した理由もイマイチ分りませんでした
偶然、というだけのことでしょうか 

教訓:自らのことを語らない相手との付き合いは避けるべし

 

 

 

 

「トラッシュ! -この街が輝く日まで-」
原題 TRASH
2014年 イギリス、ブラジル
【スターチャンネル BS10】 

リオデジャネイロ郊外でゴミを拾って生活している14歳の少年ラファエルはある日ひとつの財布を拾います
中には現金と一緒に、様々な物が入っており、現金以外の物に興味を覚えたラファエルは友人2人と共に財布に残された謎を探そうと奔走します 

警察の追跡を逃れ次々と難題を解明していく様はとても面白く痛快です
中にはあまりの酷さに気分が悪くなるようなシーンもありましたが、正義感に溢れる少年たちの冒険ドラマのラストは清々しく気持ちのよいものでした
それと、忘れていけないのは少年たちを守ろうとする神父(マーティン・シーン)とボランティアの英語教師(ルーニー・マーラ)です
悪い大人もいれば、この2人のような大人もいるのです 

少年たちを生き生きと演じたのはオーディションで選ばれた無名の3人とのこと
彼らは現在はどうしているのでしょう?

 

 

 

 

「ダブルフェイス 秘めた女」
原題 NE TE RETOURNE PAS
英題 DON’T LOOK BACK
2009年 フランス
【ムービープラス】 

幼少期の交通事故が原因で8歳より前の記憶がない女性作家・ジャンヌ(ソフィー・マルソー)
家族と幸せに暮らしていましたが、ある日、自分の身体や周囲に違和感を感じるようになります
やがて、家族が突然別人の顔になったり、家具の配置が変わっていたり、ついには自分自身の顔までが見知らぬ女性(モニカ・ベルッチ)に変貌するようになります
混乱するジャンヌですが、やがて衝撃の真実を知ることとなります 

大変分かりにくい内容です

精神に混乱をきたした人の脳内を映像にしたら、こんな感じになるのかもしれません

ジャンヌの顔が変化していくシーンは結構気持ち悪かったです(^_^;)

 


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