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おうち映画(海外)を5本

2019年06月15日 | 映画(海外)

 

「エタニティ 永遠の花たちへ」
原題 ETERNITE
2016年 フランス、ベルギー
【スターチャンネル BS10】 

19世紀末のフランス
ヴァランティーヌ(オドレイ・トトゥ)という一人の女性の結婚から始まる女性たちの物語
生命には限りがあり生と死が繰り返されます
ラストの、娘、孫、ひ孫と引き継がれ第五世代=現代にはその数160人にもなったというナレーションを聞くに、女性のすごさを思いました
本作は、それより女優さんたち(メラニー・ロラン、ベレニス・ベジョ他)の美しさ、背景の庭や自然の美しさに目を奪われました
女性たちが主役の軽めの大河ドラマといったところでしょうか

 

 

 

 

「チェンジリング」
原題 CHANGELING
2008年 アメリカ
【BSプレミアム】 

1928年のロサンゼルスを舞台に誘拐された息子の帰宅を祈る母親・クリスティ(アンジェリーナ・ジョリー)の闘いを描きます
実話に基づいているとのこと
息子のウォルターが行方不明になって5ヶ月後
警察から、息子が見つかったとの報せを受け駅に迎えにいきますが、そこにいたのはウォルターとは似ても似つかない少年
人違いだと警察に訴えるも全く聞いてもらえず、クリスティのほうがおかしいとまで言われる始末です
腐敗した警察に頼らず自ら行動を起こし、市長や警察機構を告発するクリスティにアンジェリーナ・ジョリーを据えたのは大正解です
それにしても当時の堕落しきったロサンゼルス警察の保身の為の数々の非道な行いには愕然となりました
クリスティを助けてくれる牧師役のジョン・マルコヴィッチが良かったです

生涯、ウォルターを捜し続けたというクリスティ
母の強さ、愛の深さを思うに、警察の初動捜査さえ間違っていなかったら…と思わざるをえません

 

 

 

 

「ストーンウォール」
原題 STONEWALL
2015年 アメリカ
【シネフィルWOWOW】 

1969年にニューヨークでの事件を発端に実際に巻き起こった同性愛者たちの権利運動「ストーンウォールの反乱」を架空の人物を主人公に描いた人間ドラマ

インディアナ州に暮らすダニー(ジェレミー・アーヴァイン)はゲイであることを知られ故郷を追われるようにニューヨークのクリストファーストリートへやってきます
彼の目を通して描かれる虐げられながらも必死に生きるLGBTの人々
差別問題の根本的な解決にはなりませんがスッキリした、というのが感想です
本作に関してはアメリカでは厳しい意見も多かったとのこと
日本人としては、真実ではない部分も含め、こういう歴史があったことを認識し頭に入れておくだけでも良いかと思いました
ニューヨークまで来てダニーの運動を応援してくれた母親と妹
対して、最後までダニーを受容れなかった父親、
男親ってのは不自由な生き物なのですねぇ…

 

 

 

 

「仮面の男(1998)」
原題 THE MAN IN THE IRON MASK
1998年 アメリカ
【シネフィルWOWOW】 

アレクサンドル・デュマの「鉄仮面」の映画化
太陽王と呼ばれた皇帝ルイ14世と仮面の男の謎を描く大河ロマンです 

1662年のパリ
悪政をしくルイ14世王(レオナルド・デカプリオ)に不満が膨らむ市民たち
これを何とかしようと考えた銃士・アラミス(ジェレミー・アイアンズ)と元銃士の、ダルタニアン(ガブリエル・バーン)アトス(ジョン・マルコヴィッチ)、ポルトス(ジェラール・ドパルデュー)らは仮面を被せられ牢に押し込まれているルイ14世の双子の弟・フィリップ(レオ様二役)とこっそり首をすげ替えようと画策します 

本当に仮面を被っていたのは誰だったのか
ラスト近くのダルタニアンの告白には驚きました 

暴君と優しい男を演じ分けるレオ様、最高でした
銃士たちも個性派揃いで楽しめたし、王妃(アンヌ・パリロー)の美しさは目を瞠るばかりだし
面白かったです

 

 

 

 

「依頼人(1994)」
原題 THE CLIENT
1994年 アメリカ
【シネフィルWOWOW】 

上院議員殺害事件の弁護士が自殺
検事局は目撃者の11歳の少年・マーク(ブラッド・レニフロウ)の口を割ろうと執拗に接触を図ります
頼る者のいないマークは、わずか1ドルで女性弁護士・レジー(スーザン・サランドン)を雇います
マークの家は貧乏ですが、母親は一人で一生懸命自分と弟を育ててくれています
そんな母親と、一緒に自殺現場を目撃したことで精神に異常をきたしてしまった弟を守るため弁護士と共に利害渦巻く社会の中で戦っていきます
検事・ロイ(トミー・リー・ジョーンズ)とレジーの会話が洒落ていて小気味よいし、折々のレジーの台詞からは彼女の辛い過去も想像され、物語はマフィアも絡む駆引き、アクションの連続ばかりではありませんでした
結局は、ハッピーエンド、といって良いのかな
ラストシーンは太陽に向かって飛ぶ自家用ジェット
マークにもレジーにも明るい未来が待っていそうな終わり方が気持ち良かったです

 

 

 

 


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