
中華街に、中国茶を飲みに行きました。
以前近くを歩いている途中でフラリと入ってみた店なのですが、
なぜかこれまでにも何度も来たことのあるような、不思議と落ち着く雰囲気で、
よく訪れては、いろいろな種類の中国茶に挑戦しています。
私は「青茶」と呼ばれる半発酵茶がお気に入りで、
この日は「佛手」(ブッシュ)という淡い柑橘系の甘みのあるお茶を飲んでみました。
「椿の蜜の味」とも呼ばれているとか。
レトロな雰囲気の中、窓辺の席で、教えてもらったとおりの作法でお茶にお湯をさしながら過ごしていると、
この「2005年の今」という時間と、日本にいる事を忘れてしまいそうになる場所です。
◆悟空茶荘 横浜市中区山下町130 <横浜中華街・中山路>
11:00~21:00 定休日/第3火曜 045-681-7776
![]() | 【今日の一冊】 ホンコンフラワー 悟空茶荘には、茶館の入口に、本棚が置かれています。 その中で、不思議な題名に惹かれて手に取った写真集。 偽モノを愛し、常に動き続ける街、香港には造花の漂わせる物悲しさもよく似合います。 「相見恨晩」(もっと早く出会っていればよかった。たとえ遅すぎてもあなたに出会えてよかった。) 文中にあった、中国の言葉が心に残り、お茶を飲みに行くたびに写真集を眺めています。 |