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西安は今日も曇天?

西安での生活。今は日本の片田舎で、気持ちは長安に。

黄帝陵と薬王山

2010-09-22 | 文物
今日は中秋節。

3連休の初日なのですが、朝6時に出発して黄陵と銅川に連れていってもらいました。



まずは黄陵にある黄帝陵へ。
西安から高速にのって3時間ほど。

漢民族の始祖といわれる伝説の帝王・黄帝が祀られています。

黄帝



樹齢五千年の老木に圧倒される以外はどこにでもありそうな廟で、これでチケット91元は高い・・・
しかし、生涯に一度は行ってみたい巡礼スポットです。
ええ、一度でいいです。




次に耀州窑博物館へ。


身分証明書を提示して、無料でチケットを発行してもらえます。

唐代から民国までの耀州窑のやきものを展示していて、見ごたえあり。
これだけのものが残っているなんて、さすが!

耀州窑って民窑が多いんですね~。
ここの来歴を記した石碑(宋代)は、西安の碑林にあるようです。
ジオラマもよく出来ていて、おもしろかったです。




最後に薬王山石刻

私はここを見るために、必死で5時に起きたんです!
今回、西安にきて最初の仏像との対面です。

摩崖造像


菩薩半跏(ぼさつはんか)像


あぁぁ、癒し

隋~唐の仏像が主。
唐のものは見たかんじ、8世紀初期。と言っておきます。盛唐です。

長安の北にあたる、これくらいの規模の石窟には、ある共通点があると認識。



薬王とは、唐代の名医・孫思邈のことで、その人を祀っている所です。

ほかにも北魏の石塔とか、面白いものがたくさん。

耀州碑林もここにあります。北朝の造像碑が、ところ狭しとぎっしり並んでいます。


ここの館長の友達の友達の友達、ということで、裏口入場させてもらったけど、チケットは40元らしいです。
・・・中国ってラフでいいなぁ。

軽く山登りなので、ここだけの見学で1日かかります。今回のスケジュールではゆっくり見られなかった。


西安に着いたのは夕方5時。朝食・昼食ぬきの強行軍です。
私は仏像を見たら満腹になるのでいいんだけど、運転手のおっちゃん達が気の毒でした。


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