つぶやき①

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「ワシに助けられた男」

2005年08月03日 | 大人のためのイソップ寓話

☆ 「感謝の心を持つ」ことが、
               いかに大切か ☆


「ワシに助けられた男」

ある男が、罠にかかって苦しむ一羽のワシを見つけた。
哀れに思い、絡まっている網を外してやると、
大空の彼方へ飛び去った。

ある日、男が農作業の合間に崖の下で休んでいた時の
ことである。
大ワシが上空を旋回し始めた。
「おや、この前のワシだな」と思って眺めていると、
突然、男の頭上に急降下し、鋭い爪で、帽子を奪っていくでは
ないか。

「何をする。恩を仇で返すつもりか!」
男は、叫びながら後を追った。
やがて、ワシが帽子を落としたので、拾って元の場所に
戻ってみると、崖が崩れ落ちている。

「ああ、あのまま座っていたら、下敷きになって死んでいただろう。
 あのワシが助けてくれたのか・・・」
彼は、動物でさえ、恩返しを忘れないことに感動したのであった。



イソップをはじめ、世界各地の動物寓話の中には、
恩返しの話が多い。「恩を知る」「感謝の心を持つ」ことが、
人間として、いかに大切であるかを示している。

しかも、動物を主人公にすることによって、
「恩知らずは、動物より劣る」と言う強いメッセージを、
言外に含ませているようだ。




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5 コメント

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背景 (オヤジな私)
2005-08-03 22:30:47
人の行動、表現の背景には、語りつくせぬ何かがあると言った先輩がいました。



このワシの話は、イヤな行為の裏にある善意ですね。

なかなか察するには、修行が必要ですが、はてな、まてよと、一瞬でも立ち止まる姿勢。

大事なことだと思います。
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たしかに (木蓮)
2005-08-04 07:50:39
おはようございます。

恩返しっていうのも、でも中には押し売りのような恩とか、恩をあだで返すとか、嫌な事おおいと思うことが最近あります。

何と表現していいのかわからないのですが、

(お気に障られたらコメント削除お願いします)

動物でも人でも、困っているのでは?と思えたら、手をスーッと差し伸べられるそんな人でありたいかも、と思っています。別に恩返しなんて・・・そのための報酬はいらないかな~と。なんていうんでしょう。本来人は1人では生きていけないものですから、お互い助け合うのが当たり前だと思いますので、その人がそのとき、「助かりました」といってくれるだけで私は満足しております。そういう、スーッと手を自然に出せるような人間に私はなりたいなって・・・でも、実際は難しいです。やっぱり、まだまだ未熟者。修業が足りないようです。

今日も暑そうですので、水分を補給しつつ楽しい1日でありますように。
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オヤジな私さんへ (未歩)
2005-08-04 15:19:11
ただ今、リハビリから帰って来ました。

昨日は研修だったのですね。

おつかれさま。

そちらのブログにお邪魔し、驚きました。

内容がシンクロしましたね。



そうですね。

立ち止まって、考えることは大事ですね。

何気ないことに、目を向けられる、

オヤジな私さんはさすがです。

お写真もありがとうございます。

読者へのご配慮、学ばせて戴きました。
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木蓮さんへ (未歩)
2005-08-04 15:28:34
ただいま~。

リハビリから帰ってきました。

今日も暑いです。

車ですが、病院へ着くと、すぐ水分補給。



おっしゃるとおりです。

私も木蓮さんのように、自然と手を差し伸べられる

自分でいたいです。



「受けたご恩は石に刻め

   かけた情けは水に流せ」と言う言葉が好きで

そんな自分を目指しています。



木蓮さん、貴重なコメント・・・削除なんて出来ませんよ。

ありがとうございました。
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 (mimi)
2006-05-03 20:21:38
最近は恩などという言葉を聞くことが少なくなったような気がします。

恩を強要されるのはいやですが、恩というのはやはり忘れてはいけないことだとおもいます。

それは恩が愛情と一体となっていることが多いからでしょうね。

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