皆さんは『愛少女ポリアンナ物語』を知っていますか？ 今から二十五年ほど前にハウス世界名作劇場で放送されたテレビアニメです。私も世代的にテレビ放送は見ていないのですが、セル画を印刷して文章を添えたビジュアルブックが何故か実家にありましたので、幼少期はそれを読んで過ごすこともしばしばでした。
ストーリーなどはほとんど覚えていない中で、一つだけ鮮烈に覚えている事柄があります。それは『よかった探し』。ポリアンナはハウス世界名作劇場の主人公にありがちな恵まれない少女なのですが、逆境に陥っても「○○だったけど、△△なのは良かった！」と恵まれない中でもかすかに恵まれたところを見つけて健気に前を向いて生きていくのです。
これは非常に大切なこと。例えば最近の芸能界を例にとって見ても、
某料理研究家「付き合っていた男性に二股かけられたけど、テレビ露出が増えたから良かった！」
某映画監督「主演女優がジャパンプレミアを欠席したけど、壇上でトラブルを起こされるよりは良かった！」
某アイドル「博多のグループに移籍させられたけど、そこでセンターを取れたから良かった！」
以上のように、余程絶望的な状況で無い限り、必ずどこかに光明は見出せるもの。苦境に陥って、ただそれを嘆いているだけでは前へは進めません。逆境など、ポジティブ思考で跳ね返していきたいものですね！
ということで、藤井先生が昨晩竜王戦で敗退したことを受けてちょっと、若干、少しだけテンションが下降気味の私も、ポリアンナのようによかった探しをして元気を取り戻したいと思います！
- 竜王戦に負けたことで、より王位戦に集中できるようになって良かった！
- △７六馬という鬼手を喰らってしまったけど、王位戦でなくて良かった！
- 先手藤井システムも相当厳しそうだけど、王位戦の前に判明したから良かった！
さあ、藤井先生の夏はまだ始まったばかりだ！