世界の移民政策、移住労働と日本

日本型移民政策とは何か?世界の移民政策に関するニュース、エッセイ、本の紹介など

なぜ在住外国人を日本の総人口から引き算するのか

2011年10月27日 | 日本の移民政策
昨日、日本の人口についてのニュースが流れました。「外国人を除く日本人総人口の数が初めて減少しました」、という各社横並びの報道が、外国人は日本の人口にはカウントされるべきではないという考えが根底にあるような印象を受け、少々違和感を覚えました。たとえば日本人と結婚し、日本に定住する外国籍の人々、彼らは日本に定住し、日本の社会、経済に貢献しており、日本の国力ともいえる総人口の数にカウントされない理由が浮かびません。経済指標でもGNP(国民総生産)よりGDP(国内総生産)が標準化する時代です。日本にどれだけの労働力があるのか、どれだけの人が住んでいるのか、それ重要なのであって国籍がなんとか、というっている場合ではないのでは、、なんとなく気になるのでした。


日本の人口増加率 過去最低に
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111026/t10013524621000.html

10月26日 17時7分
去年10月に行われた国勢調査の結果が確定し、日本の総人口は1億2805万7352人と、前回5年前の調査に比べて増加率は0.2%にとどまり、これまでで最も低い伸びとなりました。また総人口のうち、外国人などを除く日本人は初めて減少しました。

それによりますと、去年10月1日現在の日本の総人口は、1億2805万7352人で、前回5年前の調査に比べておよそ28万9000人増えました。しかし、増加率は0.2%にとどまり、国勢調査が始まった大正9年以来、最も低い伸びとなりました。一方、総人口から外国人や国籍の分からない人を除いた日本人は、1億2535万8854人で、前回よりおよそ37万1000人減り、外国人と区別して集計を始めた昭和45年以降、初めて減少しました。こうした結果について、総務省は「今回初めて日本人の人口が減ったが、今後も減少傾向が続くのは間違いないだろう」と話しています。一方、日本の世帯数は、前回に比べておよそ238万4000世帯多い5195万504世帯で、初めて5000万世帯を超えました。1世帯当たり人数では、4人以上の世帯が減少する一方、1人の世帯が全体の32.4%と最も多くを占めています。一方、都道府県別の人口で、人口が増加したのは、増加率の高い順に東京、神奈川、千葉など9つの都府県、人口が減少したのは、減少率の高い順に秋田、青森、高知など38の道府県となっており、今回増加から減少に転じたのは栃木、静岡、三重、京都、兵庫、岡山の6つの府県でした。

 

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