世界の移民政策、移住労働と日本

日本型移民政策とは何か?世界の移民政策に関するニュース、エッセイ、本の紹介など

「日本人が中国に出稼ぎに行く時代がくる?」と報じる-中国

2010年01月07日 | ニュース・新聞記事
明けましておめでとうございます。ここ数ヶ月は更新を怠っておりました。新年一新してコツコツと投稿ができればおもっています。よろしくおねがいします。 新年明けてパッと目に付いた初めの移民関連記事がこれ。日本人が中国に出稼ぎに行く時代がくるか?!いう議論が中国で巻き起こっているというもの。日本と中国の経済力の逆転により、人の逆流も起きるのではということだ。世界有数の経済大国としていい思いをしてきた日本 . . . 本文を読む

<国際結婚>中国やタイより結婚相手には日本人が人気―ミャンマー

2009年09月10日 | ニュース・新聞記事
↓の記事を読んで唖然とした。 シャン族の女性(というより少女?)が貧困からの逃避のために国際結婚を選ぶという事実やその選択自体を非難しているのではない。それは彼女たちのおかれた状況や家族・文化背景から考えれば現実的で妥当性のある決断かもしれない。それが問題なのではない。「南北経済格差」という原理によって行われるれるこの結婚をこの記事/記者が「幸せな結婚」と一蹴しているところに驚かざるをえないし、 . . . 本文を読む

日本での難民申請数 初の1000人突破

2008年10月02日 | ニュース・新聞記事
日本における難民申請数が急増しているようだ。昨年は800人越の申請があり、また合計で41人が難民認定を受けたが、これ以外にも人道的な配慮から他にも日本での滞在が許可された人々もいる。 今年に入って、認定率が上がったというようなニュースも耳にしたような気がするが、手元に裏付ける情報がない。 日本国内で直接難民(庇護)申請を受け付けるだけでなく、現在日本以外の国で難民として暮らしている人々に日本に . . . 本文を読む

日比経済連携協定、またフィリピン国会承認に遅れ

2008年09月03日 | ニュース・新聞記事
以前の投稿で、日比経済連携協定(JPEPA)のフィリピン国会承認が今年9月ごろにはなされるのではと報告する新聞記事を載せたが、どうやらそれはなさそうだ。早くても10月、もっともつれ込めば年末か。 フィリピン人介護士・看護師は今か今かとまっているし、日本側でもインドネシア側で有望な人材が集まらない中、フィリピンに期待が集まっているのではないか。もうすこしの辛抱か、それとも年内承認が難しくなれば、業 . . . 本文を読む

オリンピックと移民

2008年08月18日 | ニュース・新聞記事
国の威信をかけて戦うオリンピックゲーム。そんななかでも生まれた国でなく、後に国民となった国のためにゲームに望むアスリートもいる。 移民国家アメリカのオリンピックチームは総勢596人だそうですが、うち、33人がアメリカ以外の国で生まれ、後にアメリカ国籍を取得したまさに移民アスリート。どの選手も様々なバックグラウンドを抱えてアメリカに移住してきたのだろうが、特にスーダンからの難民(元児童兵士)がオリ . . . 本文を読む

フィリピンへの労働者送金、過去最高額を記録

2008年08月16日 | ニュース・新聞記事
フィリピンへの労働者送金 6月のフィリピン出身の海外出稼ぎ労働者の母国への仕送り(=労働者送金)が月ベースで最高額を記録したようだ。その額は15億ドル。昨年同月比で30%の増加だそうだ。6月は新学期が始まる直前の時期。送金の主な使途は衣食住、医療費、家屋や土地の購入とならんで教育費が大きな割合を占めるといわれているが、それを裏付ることになろう。 何度聞いても驚いてしまうのだが、おおよそ人口の1 . . . 本文を読む

カナダへの出稼ぎラッシュ

2008年08月12日 | ニュース・新聞記事
カナダが深刻な労働不足に陥っているらしい、移住労働の研究者や私たちのような実務家の中で最近この話がよく話題になる。確かに、最近「カナダで働こう」といった類の広告を街でよく見かけるし、職場や事業で運営す移住労働センターにも「カナダに行きたいのだが、どうすればいいのか」という電話がよくかかってくる 最近まで私はバングラデシュ、インド、スリランカ、ネパールなどの南アジアの移住労働事業に関わっていたが、 . . . 本文を読む

TICAD と移民?

2008年05月26日 | ニュース・新聞記事
TICADアフリカ開発会議がいよいよ横浜ではじまります。アフリカ、とくにサハラ以南アフリカはミレニアムディベロップメントゴール(MDG)の達成が非常に危ぶまれ、さらに2000年以降、各指標が悪化している国もすくなくありません。会議も大切ですがその後のドナー国の弛まないコミットメントが求められています。 さて、このTICADから話を進めて、アフリカ開発援助とこのブログのテーマである移民。ピンとこな . . . 本文を読む