Harnessing the Development Potential of Remittances: The Italy-Philippines Migration and Remittance Corridor
出稼ぎ大国フィリピン。主な出稼ぎ先は中東や東南アジアですが、ヨーロッパでもとくに家事や飲食店などのサービス業に従事しています。今までのイタリアで働くフィリピン人労働者(OFW) . . . 本文を読む
Migration and Remittances Factbook 2010World Bank
世銀の労働者送金に関する年次レポートが11月8日に発表されている。地域、国ごとに移民数と送金額をまとめたリファレンスレポートだ。開発途上国に流入する労働者送金額は毎年着実に成長を記録しており(金融危機に見舞われた2009年を除く)、2010年は、2008年と同額の3250億ドルまでに回復、そし . . . 本文を読む
ムハマド・ユヌス自伝―貧困なき世界をめざす銀行家ムハマド ユヌス,アラン ジョリ早川書房
海外出稼ぎが途上国の貧困をどれだけ削減できるのか、という難題を研究・分析する一環として、最底辺の人々が一般的に貧困から抜け出だすことに成功した例を学ぶことは有益である。
貧困層、とくに女性向けのマイクロクレジット(MC)を世界に広めたユヌス博士の本は、本人の自伝として書かれていることもあり、専門家でなくて . . . 本文を読む
来たる11月4-5日にかけて、ギリシャのアテネでGlobal Forum on Migration and Development (GFMD-移住と開発に関するグローバルフォーラム)が開催される。
ベルギー(2007)フィリピン(2008)でそれぞれ開催され、今回が3回目となるGFMD。当フォーラムに関する基本情報は以前の投稿こちらとこちらを参考にされたい。
100カ国以上の政府デリゲー . . . 本文を読む
Human Development Report 2009: Overcoming Barriers: Human Mobility and DevelopmentPalgrave Macmillanこのアイテムの詳細を見る
移住、出稼ぎ労働を「開発の失敗に起因する現象」として捉えることが多かったUNDP(国連開発計画)だが、人の移動は開発への架け橋にもなるというパラダイムを当機関の代表的な年次 . . . 本文を読む
日経ビジネスオンラインの記事で、中南米系の出稼ぎ移民に送金サービスを提供する米マイクロファイナンス・インターナショナル・コーポレーション社長の枋迫篤昌氏のインタビューが掲載されています。
日本はアメリカなどとは金融システムが大分違いますが、日本でもぜひサービスを展開してもらいたいです。まだまだ日本からの送金の手数料は割高ですし、日本からの送金がどのように母国で使われているのかというところがよく見 . . . 本文を読む
そもそもGFMDが開催されるにいたるまでには、移民と開発の問題について国際的にどう取り組んでいけばよいのか様々な取り組みがされました。
STEP 1. Global Commission on International Migration2003-2005
当時の国連事務総長の諮問機関として召集され、国際移住・移民に対する現状と提言をまとめました。ここではっきりと、国際社会が移住と開発の密な . . . 本文を読む
今年10月の終わりにフィリピンでGlobal Forum on Migration and Development (移住と開発に関するグローバルフォーラム)が開かれます。昨年7月に第一回フォーラムがベルギーのブリュッセルで開かれたのに続くもので、来年はギリシャで開催されることも既に決まっています。
グローバルフォーラム(GFMD)とは一体何か、簡単に言えば「会議」なのですが、世界からやってくる . . . 本文を読む