自民党内で9月下旬の総裁選に向けた動きが本格化してきた。
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国会が29日から事実上の休会状態となる見通しとなったことを受けたもので、同党の安倍元首相は25日、再登板に意欲を示した。民主党も9月下旬に代表選があり、そろって「党首選モード」に入る公算が大きい。
29日の参院本会議では、自民、公明両党が提出する野田首相の問責決議案が可決される見込みだ。その後、両党は国会審議に応じず、国会は9月8日の会期末まで休会状態となりそうだ。
首相の代表任期満了に伴う民主党代表選は9月10日告示、21日投開票の日程が決まった。谷垣総裁の任期満了に伴う自民党総裁選は9月14日告示、26日投開票が有力だ。
自民党総裁選は、谷垣総裁、石原幹事長、安倍元首相、町村信孝元官房長官、石破茂前政調会長、林芳正政調会長代理らの出馬が取りざたされている。
安倍氏は25日の読売テレビ番組で「憲法改正は大きく戦後体制を変えていく道だ。強い国を造るために頑張っていきたい」と述べ、総裁選出馬への意欲をにじませた。さらに、橋下徹大阪市長が代表の地域政党「大阪維新の会」について、憲法改正や教育改革などを挙げて「同じ方向に向かっている」と連携を目指す考えを表明した。民主党との連立には反対を明言した。
(2012年8月26日03時04分
読売新聞)
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