日比谷ビルディングと東新ビルの再開発:工事進捗率1% 2015年1月8日
東京電力が保有していた「東新ビル」と、その東新ビルの西側に隣接して建っていた「日比谷ビルディング」の再開発計画です。二つのビルの再開発計画は一体的に建て替えられるのではなく、それぞれ独立した形で新ビルを建設することになります。
※この二つの敷地の再開発は、今後一体的に扱うか、それぞれ独立した記事に分割するか検討中です。
東新ビルと、その再開発について
東新ビルは元々、東京電力が保有していたオフィスビルだったのですが、東日本大震災時の福島第一原発事故の補償費用ねん出のために、NTT都市開発へと売却されました。2012年9月末に250億5000万円で売却された東新ビルは、地上9階・地下4階建て、延べ床面積2万7687平方メートルの規模で、1983年に竣工した建物です。
その後、NTT都市開発によって2013年11月から東新ビルの解体と再開発を行う「新橋1丁目計画」が着手されました。
日比谷ビルディングと、その再開発について
清和綜合建物が保有している「日比谷ビルディング」は、東新ビルの敷地西側に隣接して建っていたオフィスビルです。1952年竣工の既存ビルは2014年12月に地上部分の撤去が完了しています。地下解体後の2015年4月に新ビルの建設を開始し、2016年11月の完成を目指します。
ニュースリリース:ケンプラッツ発表の記事 2012年9月28日
【売買】東京電力、新橋のオフィスを250億円で売却<追加情報あり>
ニュースリリース:日刊建設工業新聞の記事 2013年11月6日
NTT都市開発/東京・新橋の開発プロ始動/共立建設で既存建物解体着手
東新ビルの再開発の建築計画のお知らせはまだ上がっていない状況ですが、日比谷ビルディングのお知らせは掲示されていました。
日比谷ビルディング 新築工事
所在地 港区新橋一丁目101番1
敷地面積 1,048.39㎡
主要用途 事務所
建築面積 950㎡
延床面積 9,600㎡
構造 鉄骨造(一部鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
杭・基礎 場所打ちコンクリート杭
階数 地上10階、地下1階
高さ 58m
着工予定 2015年4月1日
竣工予定 2016年11月30日
設計 山下設計
南東側から撮影した「東新ビル」「日比谷ビルディング」の再開発工事現場の全景です。手前側が東新ビルの跡地で、奥の日比谷通り側が日比谷ビルディングの跡地です。
敷地東側、第一ホテル東京の建物前から撮影しました。
北東側から撮影した再開発工事現場の全景です。東新ビルと日比谷ビルディングの敷地北側を通っている道路が、港区と千代田区の境界線となっています。
再開発工事現場周辺は、高度経済成長期に建てられたような古いオフィスビルが林立しています。正面に写っているのは「共栄火災ビルディング」です。
再開発工事現場の敷地南側を通っている道路を散策し、日比谷通り方向へ向かいます。
再開発敷地の西側の「日比谷三井ビルディング」の工事現場の全景を撮影しました。奥(第一ホテル東京側)が「東新ビル」の敷地です。
日比谷通り前から撮影しました。
再開発区画の地図です。