国道15号線(第一京浜)と交差する大門交差点を通り抜けてしばらく参道を歩いていくと、前方に「増上寺大門」が見えてきます。江戸時代は、現在の大門周辺の市街地一帯も増上寺の敷地内でした。
この界隈は港区の「芝大門地区」と呼ばれています。そのため、この参道の地下に設置されている都営浅草線と大江戸線の駅も浜松町駅ではなく「大門(浜松町)駅」となっています。
室町時代から歴史のある増上寺大門ですが、門の周辺は浜松町駅前の繁華街やビジネスホテル街に囲まれてしまっていますね。
「芝大門交差点」です。増上寺大門は、江戸時代初期に徳川家康によって増上寺が大改修されたときに、江戸城の大手門を移築して設置されたものなのです。
大門の周囲は雑居ビル街となっていて、陽の光がほとんど当たっていない状況でした。
現在のものは国道の通行整備のため、昭和12年(1937年)に江戸時代の原型より大きく、コンクリート製に作り直されたものです。
大門前から振り返って、JR浜松町駅方向を撮影しました。駅前繁華街の街並みが広がっていて、奥に見える高層ビルは世界貿易センタービルです。
鎌倉時代に日本に生まれたという浄土宗の総本山でもある増上寺です。
大門を通り抜けて山門へ向かいます。
大門の約100メートル西側に建っているのが「山門」ですね。この界隈はビジネスホテル街となっています。
ビジネスホテル街の中を歩くと視界が開けて日比谷通りとの交差点「増上寺前交差点」が見えてきました。
増上寺山門の後ろ側には東京タワーが綺麗にそびえ立っているのが見えますね。
増上寺前交差点周辺は、ちょっとした緑地帯が整備されていました。地元の人たちが利用しているのかもしれませんね。
重要文化財に指定されている「増上寺三門」、正式名称「三解脱門」の全景を撮影しました。 戦災をまぬがれた建物の1つで、元和8年(1622年)建立の二重門(重層で、各層に屋根が付く門)となっています。
この日比谷通りも、先ほど通り抜けてきた第一京浜(国道15号線)と同じくらい交通量が多かったです。毎年正月に開催される箱根駅伝のコースにも指定されています。
増上寺三門を通り抜けて、境内の中を散策していきます。