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地下2階の歌舞伎関連の物産店が集積している木挽町広場のあるフロアから直通エレベーターに乗車して、歌舞伎座5階にある「屋上庭園」へ向かいます。屋上庭園は無料で散策することが出来ます。
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近年の東京ではヒートアイランド現象対策からか、新しい高層ビルや施設の屋上を緑化する傾向があります。歌舞伎座屋上の屋上庭園は約450平方メートルの面積が確保されています。
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屋上庭園の一角には「先人の碑」と呼ばれる石碑が設置されています。明治22年(1889年)の第一期歌舞伎座の開場以来、歌舞伎座の興行に係ってこられた先人の偉大な功績を永遠に讃えるために設置されました。
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屋上庭園から上を見上げると、歌舞伎座タワーの巨大な壁がそびえたっているのです。
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屋上庭園と同フロアである5階には、企画展が開催される展示スペースと約80人収容でトークショーなどが行われる木挽町ホールからなる「歌舞伎座ギャラリー」が設置されています。面積は330平方メートルとなっています。
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ゴールデンウイークの最中の散策だったので、多くの人たちで混雑していると思ったのですが、そこまでもありませんでした。
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歌舞伎作者河竹黙阿弥が愛した石灯籠とつくばいが屋上庭園の一角に設置されていました。
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石灯篭の全景です。こうしてみると建物の屋上庭園というよりは、普通の日本庭園にしか見えないですね。
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屋上庭園と歌舞伎座ギャラリーは通路を挟んで隣接している位置にあります。歌舞伎座ギャラリーは500円を支払って入場する必要があります。
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屋上庭園や歌舞伎座ギャラリーのある5階フロアから下り方向エレベーターのある4階へ降りることが出来る真っ赤な階段「五右衛門階段」を下りていきます。この階段からは、歌舞伎座の建物の瓦屋根を間近で見渡すことが出来るのです。
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歌舞伎座の建物の大屋根に使用されている瓦は約10万枚であり、2012年9月から生産が始まり、すべてを焼きあげるまでに秋の終わりまでかかったのだそうです。
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大屋根の瓦が製作されていたのは愛知県の高浜市という場所で、「三州瓦」というブランドの瓦の産地として有名なのだそうです。
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三州瓦は愛知県西三河地方の旧国名「三河」を意味する「三州」を冠にした、粘土瓦のことをいい、石州瓦、淡路瓦と並ぶ日本三大瓦の一つです。同時に日本最大の生産量を誇っています。
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真新しい三州瓦で敷き詰められている歌舞伎座の大屋根、快晴の天気だったため、陽の光によって光り輝いていました。
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三州瓦を眺めながら五右衛門階段を下っていきます。4階フロアのエレベーターで一気に地下2階まで下りて行きました。これで開業後の歌舞伎座の散策は終わりです。
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