ベリーベリーdiary ~60代の可愛い暮らし~

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美子皇后(はるここうごう)~NHKBSプレミアム「皇后のドレス」~

2023-03-22 20:58:05 | 歴史

 みなさんこんばんは 木の実ちゃんです。

先日3月18日(土)NHK BSプレミアムで

ロイヤルミステリー「皇后のドレス」という番組が放送されました。

ここでの皇后は 明治天皇の皇后 美子皇后(はるここうごう)のことです。

明治の黎明期に作られた 大礼服(マント・ド・クレール)という最高の格式の

皇后のドレスが 京都の大聖寺に残されていて

そのドレスを復元 修復するかたわら このドレスを「いつ だれが どこで どんなふうに」

製作したのか 謎解きをしていく過程が放送されていました。

今回は美子皇后(はるここうごう)について お伝えしたいと思います。 

       大聖寺に伝わり 修復復元された皇后のドレス

 

トレイン(長い裾)にほどこされた 見事な刺しゅう

 

 美子皇后(はるここうごう) 

または 昭憲皇太后(しょうけんこうたいごう)とも称されます。

第122代皇后で 明治天皇の皇后。

近代女子教育を振興し 華族女学校や東京女子師範学校の設立に尽力しました。

社会事業の発展にも尽くし 日本赤十字社の発展に多大な貢献されています。

         和装の美子皇后

 

小柄の方だったそうですが 色白で鼻が高く 凛として

まるでお雛様のように 気品高い方でした。

また明治政府の欧化政策の先頭に立つことを 強く自覚されていて

皇后として 史上初めて洋装された方として 有名です。

皇后が率先して洋装されたことで 日本女性の中に洋装が浸透していきました。

 

写真からも 美しいだけでなく 毅然とした強い雰囲気を感じますね。

 

 実は以前から美子皇后には興味があって

皇后に関するいろいろな本を読んでました。

美子皇后といえば 背の君「明治天皇」のこと。

第122代天皇。

明治期の日本の国力を伸長させて 英明な天皇とうたわれ

「大帝」と称されています。

記憶力抜群で 提出された書類はすべて目を通し 間違いは朱を入れ

大臣を叱責し ためにどの大臣も天皇の前では 汗をかくほど緊張したとか。

かの伊藤博文も 明治天皇を畏怖したそうです。

そんなキレッキレの天皇でも

宮廷(天皇のマイホーム)に入ると お酒が大好き 女官や皇后と共に行う宴会を楽しまれたそう。

また茶目っ気たっぷりに 女官に「すずめ」等のあだ名をつけて 呼ばれていたそうです。

ちなみに美子皇后(はるここうごう)のあだ名は 鼻筋がとおって高いため 

「てんぐさん」。

天皇と皇后はとても仲が良く 天皇は皇后をとても大切にしていました。

激動の幕末期に生を受け 文明開化の新時代を共に生き

ひたむきに 時代を前進させたおふたりでした。

美子皇后と明治天皇の一生は小説になっています。

     出雲井 晶著「春の皇后」 中公文庫

 

 仲の良いご夫婦でしたが 美子皇后は子宝に恵まれず

天皇は 皇統維持のため 側室をもつことになります。

次期天皇の大正天皇は 明治天皇と側室 柳原愛子(やなぎはらなるこ)との間に生まれます。

側室を認めざるを得なかった皇后には 人にはいえない女性としての悲しみや葛藤 

苦悩があったことと 思われます。

それらをの乗り越え 国母として強く生き 明治の世の中を前進させた

皇后の姿には 感動してしまいます。

以前紹介した 徳川家の天璋院篤姫もそうですが

時代に向かい 信念をもって凛として生きぬいた女性は

本当にすごいと思います。

憧れと そして今を生きる勇気をもらいます。

美子皇后のこと もっと皆さんに知ってほしい。

私の希望としては NHK大河ドラマで取りあげてほしいです。

でも天皇皇后だった立場の方を 長編テレビドラマで放送するには

宮内庁とかの関係で ややこしいんでしょうね。

ならば側近を主人公にして その側近の目線で皇后像を描いてほしい~

なんて 思ってしまうんですけどね・・・

御茶目で でも女官たちには気配りのプレゼントを欠かせない

素顔の明治天皇の姿がわかる本は これです。

    米窪 明美著「明治宮殿のさんざめき」 文春文庫

    山川三千子著「女官 明治宮中出仕の記」講談社学習文庫

 

この2冊を読めば 明治天皇や美子皇后に ぐっと親しみがわきます。

お勧めの本です。

    ドレスの画像はNHKのネットから 天皇皇后の画像はネットからお借りしました。

 

 

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よろしくお願いします。

   

 


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