私が幼い頃、おじさんが自転車でアイスキャンデーを売りにくると、祖母は必ず買ってくれた
お祖母ちゃんは、強い人 とても働き者
朝も暗いうちから起きて、近くの山で薪を拾い、『おくどさん』の釜で御飯を炊いた
先の大戦で大事な長男と次男を亡くした 二人とも、インパールで・・・
特に長男は、学校の担任の先生が「成績の良い子ですから、もっと上の学校に行かせてやってください!」と、自宅まで来て、祖母に進級を勧めたほどだったそうです
でも、遠い異国のビルマから戻ったのは、木箱に入った小さな石や枝だけ・・・
名古屋に嫁いだ大切な長女も、亡くした
三男は、夜間高校を出て就職も決まり、これからという時に逝ってしまった
残ったのは、私の母と伯母の二人だけ
どんな思いで、祖母は苦しい戦後を生き抜き、農地試験所で働いたのだろう
どうやって、お祖母ちゃんは・・そんな悲しみや苦しみを乗り越えていったのだろう
今の私に「教えてほしい!」