お子さんがゲームをしているとき、テレビを見ているとき、お口をポカーんと開いていませんか?
この症状、専門的には『口唇閉鎖不全』といいます。
原因は様々でアレルギーや鼻炎で呼吸ができなかったりアデノイドや扁桃腺肥大で口呼吸を
余儀なくされる場合もあります。これが習慣となってしまうと、口唇を閉じられなくなってしまいます。
これにより、口唇が下がったり、分厚くなったり、口の粘膜が乾きやすくなり、気道感染しやすくなると
言われています。歯にも影響が出てきます。乾きやすいので白斑といわれる、虫歯の初期症状と
同じような状態になります。また、発音障害、舌の機能障害、咀嚼にも影響が出てくるので、
歯並びに大きく関与してきます。
普段から、ストローを使ったり舌を鍛えるトレーニングをしたり、鼻から息を吸って吐いてという
遊びを取り入れることが大切です。
今では、唇や舌を鍛える器具などもあります。
お子さんの口唇が弛緩しあかい部分が白っぽかったり、気が付いた時には口をあいているお子さんは
要注意です。耳鼻科・歯科を受診して早めに治療を開始しましょう。