映画『ドリーム』

監督:セオドラ・メルフィ/原作:マーゴッド・リー・シェッタリー
『ドリーム』

1962年に米国人として初めて地球周回軌道を飛行した宇宙飛行士ジョン・グレンの功績を影で支えた
NASAの3人の黒人系女性スタッフの知られざる物語を描いたドラマ。


黒人である事、しかも女性。
当時のアメリカは我々が想像できない程
生きづらく、劣悪で、酷い差別に苛まれた社会だっただろう。
本作品でその部分は敢えてディープにせず
ヒロインそれぞれの飛躍する道のりの階段として描かれていた。
軽快な音楽と彼女たちのチャーミングな表情が
重い出来事を吹っ飛ばす。


“前例がないなら止めるのでなく、
前例のない事を始めるのが先駆者となる”

多少上手くいきすぎ感は否めないが
非常に見応えがある作品だ。
しかし何よりも
有能で強く、前を向いて突き進み、
慣例をぶっ潰して功績を残した
素晴らしい女性たちが存在した事が誇らしくも素晴らしい！

久々に爽快で清涼感のある帰り道だった。
前進あるのみだ！！