映画『トガニ 幼き瞳の告発 』

監督・脚本：ファン・ドンヒョク/原作：コン・ジョン
『トガニ　幼き瞳の告発　』

実話を基にしたコン・ジヨンの小説「トガニ－幼き瞳の告発－」を映画化した衝撃作。
聴覚障害を持つ子どもたちに暴行や性的虐待を行い、
それを隠ぺいしようとした教育者たちの本性を暴き出す。
韓国で公開されるや460万を動員し一大社会現象となる。
映画の名から取った「トガニ法」という法律が制定され、学校も廃校となった。
息詰まる法廷劇の行方も目が離せない。


凄い作品だった。、
映画というのを忘れてしまうくらい
胸が痛くて苦しくて、とことんやるせない…。

闇に葬られている目を覆うような真実と事実。

人々の耳に入らない事が
世の中にはたくさんあるのだろう。
そんな被害者はいつも弱者だ。

それでも彼らは叫んでいる。

目を逸らさず直視しなければいけない現実。

そして居た堪れない衝撃のエンディング。
…が、重い気持ちのままのエンドロールでやっと光が差してくる。

社会が動いたのだ。
映画がスクリーンを超え現実と繋がったのだ。


改めて凄い作品だと思い知りながらも
足取りは重いまま
口を開くまでには時間がかかった。






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