監督:青山真治/脚本:荒井晴彦/原作:田中慎弥 『共喰い』
第146回芥川賞受賞を受賞した田中慎弥の小説を映画化。
山口県下関市を舞台に
高校生の遠馬、暴力的な性癖を持つ父、
その愛人らが繰り広げるひと夏の出来事を
原作とは異なる映画オリジナルのエンディングとともに描く。
随分前に原作を読んだ。
内容から考えると文章が下品でなく
スラスラ読めた事を記憶している。
暑苦しい夏、ざわつく祭、滴り落ちる汗、土砂降りの雨、汚れた川、男と女…。
じっとりと匂い立つ昭和を背景に
釈然としない何かに囚われながら生きている。
環境なのか、時代なのか、不運なのか、血のせいか…。
静かな緊張感の中
物語は急カーブを何度も曲がるように動いていく。
自分でも分かっていたとしても男は愚かだ。
そして踏みつけられてもなお女はしたたかだ。
俳優陣もネチャっとした感じで良かった。
特に田中裕子の静かな凄みが素晴らしい!
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第146回芥川賞受賞を受賞した田中慎弥の小説を映画化。
山口県下関市を舞台に
高校生の遠馬、暴力的な性癖を持つ父、
その愛人らが繰り広げるひと夏の出来事を
原作とは異なる映画オリジナルのエンディングとともに描く。
随分前に原作を読んだ。
内容から考えると文章が下品でなく
スラスラ読めた事を記憶している。
暑苦しい夏、ざわつく祭、滴り落ちる汗、土砂降りの雨、汚れた川、男と女…。
じっとりと匂い立つ昭和を背景に
釈然としない何かに囚われながら生きている。
環境なのか、時代なのか、不運なのか、血のせいか…。
静かな緊張感の中
物語は急カーブを何度も曲がるように動いていく。
自分でも分かっていたとしても男は愚かだ。
そして踏みつけられてもなお女はしたたかだ。
俳優陣もネチャっとした感じで良かった。
特に田中裕子の静かな凄みが素晴らしい!
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