監督/脚本: 瀬々敬久/原作:薬丸岳『有罪』
第35回吉川英治文学新人賞に輝いた
薬丸岳のベストセラー小説を映画化したサスペンス。
町工場で共に働き、少しずつ友情を育んできた2人の男が、
近所で起きた児童殺人事件を機にそれぞれが起こした17年前の事件と向き合うさまがつづられる。
加害者と被害者、
そしてそれぞれの家族や関わってきた人々。
1つの犯罪で沢山の人の人生が狂っていく。
何をもって贖罪とするのか、
どうやって生き直していくのか…。
悲しみや苦しみや後悔は消える事はないが
生きていたい、生きなければならない。
消えてしまいたい、縋りたい、
支えたい、必要とされたい…。
重く深い葛藤。
確かに詰め込みすぎ感が否めなく
「なぜ?」が解明される事なく
フワッとしたエンディングを迎えるのだが、
細かい棘がたくさん刺さって
観る側に深く考えさせる心が痛い作品だった。
何はさておき、
俳優陣の演技が素晴らしかった。
それに尽きるかも知れない。
機会があれば原作を読もうと思う。
第35回吉川英治文学新人賞に輝いた
薬丸岳のベストセラー小説を映画化したサスペンス。
町工場で共に働き、少しずつ友情を育んできた2人の男が、
近所で起きた児童殺人事件を機にそれぞれが起こした17年前の事件と向き合うさまがつづられる。
加害者と被害者、
そしてそれぞれの家族や関わってきた人々。
1つの犯罪で沢山の人の人生が狂っていく。
何をもって贖罪とするのか、
どうやって生き直していくのか…。
悲しみや苦しみや後悔は消える事はないが
生きていたい、生きなければならない。
消えてしまいたい、縋りたい、
支えたい、必要とされたい…。
重く深い葛藤。
確かに詰め込みすぎ感が否めなく
「なぜ?」が解明される事なく
フワッとしたエンディングを迎えるのだが、
細かい棘がたくさん刺さって
観る側に深く考えさせる心が痛い作品だった。
何はさておき、
俳優陣の演技が素晴らしかった。
それに尽きるかも知れない。
機会があれば原作を読もうと思う。