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6月3日(土) 18/27℃
嵐電
嵐電(らんでん)は京福電気鉄道・嵐山本線・北野線の事で、正式名で呼ぶ人はまずいないという
京都の人たちは親しみを込めて(らんでん)と呼ぶようだ
沿線には嵐山や太秦(うずまさ)や仁和寺など名刹が点在し、京都らしい町並みを走る
一部道路の車と街中を走る路面電車でもあり、その変化があり面白い
この嵐山線は1910年に京都ー嵐山間が開通した嵐山電車軌道でその名残が嵐電と続くようだ
駅は嵐山本線が四条大宮駅から嵐山駅まで 13駅、路線距離は 7.2㎞ 北野線は10駅、路線距離は 3.8㎞ なので一日ゆっくり歩く事もできる
途中、帷子の辻(かたびらのつじ)駅で嵐電・北野線に乗り換え、終点・北野白梅町駅への線に乗ると撮影所前駅(映画村)、御室仁和寺駅、竜安寺駅、立命館大学衣笠キャンパス前駅へと向かう
31歳で起業し、23年後に引退するまでの間、この太秦へはよく仕事で通った懐かしの場所
当時の東映、大映、松竹、京都映画などの撮影所も取引先だったからだ
いつも車なので電車で来ることはなかったが、こうして引退から四半世紀を経てこの地を訪れる事が懐かしい
その内に懐かしの映画村も訪ねてみたいが、随分と変わったことだろう
嵐電の車窓から、そんな昔の郷愁の時間もあっという間に通り過ぎ、目的地の嵐電嵯峨駅に着く
薔薇の舘へ向かう前に、駅前の「長慶天皇陵」を訪ねる
「宮内庁書陵部桃山陵墓監区嵯峨部事務所」の文字と表札
厳かな佇まいに畏敬の念を抱きつつ参拝
長慶天皇は日本国第98代天皇で、今から680年前の室町時代・南北朝時代の天皇
その裏手には藁葺きの畳屋さんがあったが、京都らしい風情
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