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管理人 Masayo

「オペラ座の怪人」新演出UKツアー@プリマス 二幕<ネタバレ>

2012-03-19 22:53:11 | オペラ座の怪人
続きです。

「Masquerade」

支配人ズ登場、衣装は普通にタキシード。
ウエイター?から仮面を受け取る。
階段無し、衣装は普通に正装というか、パーティー風。オリジナルでさまざまな仮装が登場したが、それは無し。マスクを付けてボールルームダンス風の振付で踊る人々。
物語を暗喩するようなキャラクター的な人物たちも居なかった(男女半身とかサルとか)。
階段の代わりに全体が鏡になっている、天井も鏡っぽい?囲われた感じ。
ファントムは客の中に混じっている。一人赤い服なので判るが、最初からは居なかったはず。後半でさりげなく混じっていたと思われる(すみません、ちょっとあやふや)。
顔の上半分を覆う金色の仮面を付けている、確か普通に他の女性と踊っていたかも。そのあたりも観ている方は判るのでちょっとドキドキ。
その勢い?でクリスにも近づけちゃうんじゃないか?

クリスのブーツが普通のパンプス風白っぽい靴、ラウルのジャケット袈裟がけが小さめケープに変更。
彼らの衣装はオリジナルをほぼ踏襲だが、こうもりっぽくて可愛かった(可愛くないかもだが)カルロッタはすっごい地味に普通のドレスだった。
ダミーは無し、左右に大きな金色の彫像が置かれている。
曲の最後でファントムが仮面の左半分をはがして捨て、舞台の奥に進むと、鏡が開いて楽譜がセットされており、それを取って支配人ズのどっちだっけかに投げつけるファントム。
ファントムが消えるのがどんなだったか忘れてしまいました。すみませーんーーー! 普通に帰ってた???うーんうーん。

支配人の部屋
前と同じ部屋のセット。クリスティーヌの青いドレスはほぼオリジナルと同じに見える。
「ドン・ファンの勝利」に出演したくないと部屋を飛び出すクリスティーヌという場面がちょっぴり加わった。

「ドン・ファンの勝利」リハ
椅子無し、床に座っているバレエガールズ。
あれ、自動ピアノあったっけ。あああああ曖昧。

「墓場にて」
クリスティーヌはコーラスの男性からケープを受け取る、赤いスカーフは無し。
お墓がオリジナルに比べて小ぶり、というか、箱形じゃなく、墓碑。バイオリンと楽譜のレリーフが彫ってある。墓碑の前にあったかな、彫刻。
お墓のすぐ後ろに大きな天使像。
ファントムは像の後ろから普通に出てくる。 帽子は無し。
ラウルもクリスティーヌを追って登場、クリスティーヌを巡って男性ふたりは取っ組み合いになりかける。ファントムの首にラウルが手をかけたりする。これはこれでスリリング。
火の玉たくさん。

「The Point Of No Return」
セットは似た感じ、ちょっとさっぱりしてるかな。
クリスティーヌの衣装もオリジナルと同じようだが、スカート右側がざっくり割れていて、動くと太ももが見える(タイツはいてるけど)。
ファントムはベストにフードだったような。フードも下のほうがレースになっていて軽量化?
クリス=アミンタはテーブルの上でくねくねダンス、ベンチに腰掛けて居る(だったと思う)ファントムに太もも押し付けたりして、それはちょっと....。劇中劇とはいえ、それじゃ誘惑されてる小娘じゃないよう??
ファントム、曲の最後で警官隊に取り囲まれる。 クリスティーヌに仮面とかつらを剥がされるのは同じだが、素になった頭部はスキンヘッドだった。

船で逃げず、クリスは引っ張られて連れて行かれる。

ラウルはぐるりの階段を下りるが、場面としては差し迫っているのに、階段の板が順々にしかスライドして出ないのでどうしてもゆっくりにならざるを得ず、しかも慣れて居ないからかへっぴり腰っぽい。ちょっとカッコ悪い。
湖に飛び込むのは無し。

クライマックス

ファントムが消える椅子が無い。
ファントムの棲家に入る格子も元々無いので、ラウルすぐ到着。
ファントムが怒ってクリスティーヌののどを締めるのは25周年と同じ。
クリスティーヌのウエディングドレスはベールなし、ブーケも無い。ブーケは25周年も無かったっけ。
ラウルは舞台の右端で首を吊るされそうになる。

ラスト、キスは一回だったような。へたりこんだファントム、クリスティーヌにすがりつくような動きだったかも。
ラウルは普通に縄を外される(蝋燭で焼き切ってない)。蝋燭はどこかに浮かんでいたから手許に無いのか。

倒れこむラウルを乱暴に助け起こすのは25周年的。

クリスティーヌとラウルが去った後。 猿のオルゴール突然起動、六角錐が勝手に開いて鳴る。
クリスティーヌが指輪を返しに来る、受け取れないファントム。
ファントムの手に指輪を押しつけて逃げるように行ってしまうファントム。ファントムかわいそーじゃーーーー!!!
何もそんなスタコラ行っちゃわなくてもクリスー!!!

最後、メグと警官に遭遇するファントム、ひー、どうなるんだ???
なんと、メグに両肩押さえられてしまうファントム、これってLNDに繋がる演出なんだろうかっ?>メグがやたらファントムにしつこくなってた。

スイッとマントだけを残して消えるファントム。おおー?イリュージョン!
「スター・ウォーズ」の最初のっていうかエピソード4っていうのか、あれでアレック・ギネスのオビ=ワンが、ヴェイダーと一騎打ちになって、ルークが到着したのを認めて目を閉じた後にヴェイダーに斬られるんだけど、マントだけが残って身体は消えてるっていう、あんな感じです。
これは不思議。
今までえらいふつーな人っぽさを出していたわりに。

怪人というより、マダム・ジリーの言葉どおりマジシャン?だって、蝋燭浮かんでるし。

最後、仮面も無い。メグ茫然...で終わり。

なんせ一回しか観れて無くて、宿に戻ってすぐノートにがしがし書き留めたのですが、抜けとか誤りもあるはずです。
確かめるには、行って観て来るのじゃー!みたいな(まわしもの?)。

ファントムがかなーり普通にひょっこり出てきたりしていて、リアルというか、ありえねー!な登場が少なかったかな、でも火の玉出るしね。
箱ものセットが多くて、ちょっと手狭な感じがしました。右側(左側もかも)に余った空間が出来ちゃってもったいないかなあ。
シャンデリアが落ちるんだか止まるんだか、止まっちゃってましたみたいなのは機構の不備でしょう。どかんと落ちられても困るけど。

俳優陣もちょこちょこ、なんか引っかかったとかハプニングもあってやりにくかったのかもです。
25周年の演技をなぞっているようで、これってどうなんだろう、ジョンさんの伸びやかな美声が違う感じになっていてもったいない気がしましたが、違った感じも素敵なのでいいんだけど、なんかもったいないなー、あの包み込むような声が好きなんだけどなぁああああ、これからどんどんまた変わって行くんでしょうね。
まだ開いて3日目でしたから、探り探りなんだったと思います。
クリスティーヌが清純に見えないのは残念、やたらチラ見せとか、アミンタ太もも攻撃とか、セクシー路線?アミンタはクリスの演じて居る役だというのは判っているし、そこはリハで演じて居るんだけど、それにしてもちょっとねー。。。

機会があったら、もう少しこなれた&練りあがった頃にまた観たいと思いました。

いずれはこれがハーマジェスティーでかかるようになるのかな。 半年ごとに元々のと新しいのとやってみたらいいかも。

全体的に舞台の印象は赤っぽかったです、ポスターも赤いしね。

ということで、列挙しました。あとはみなさんご自分の目と耳と心で確かめて来てくださいまし(またも回し者)。

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