語ろう! 宝塚とかジョジョとかガッチャマンとか。

まさかのここに来てヅカオタ状態、日々叫んでおります、ほかにジョジョ、初代ガッチャマン等好きです。
管理人 Masayo

戦争ものあれこれ。

2009-08-19 23:12:18 | Weblog
たまたま、なのですが。昨日帰ってテレビつけたら、バーホーベン監督の「ブラックブック」を放映していて、シネフィルだったか。
これほんっと面白くて、ナチス、ユダヤ人、オランダ人レジスタンス三つ巴の緊迫具合と、ナチス将校といえども人間、レジスタンスといえども裏切り者もいるし、終戦後にナチス高官だった者があっさり連合軍に協力したりと人間の様々な負の部分と、ヒロイン・ラヘル(エリス)の不屈の闘士が素晴らしく、事実はもっと語られないところにあるのでしょうけれど娯楽サスペンス大作としてとても良い。
そして、大戦が終わってもまだ争いは続く、な終わりも厳しい現実をえぐっていて良かった。容赦ない銃撃場面、エロス、汚物まで出してバーホーベンテイスト満載ながら、強く美しいヒロイン大活躍はいいですな。
以前も書きましたが、主演のカリス・ファン・ハウテンさんの美しさと強さといったら、あと脱ぎっぷりも汚れっぷりもあっぱれ。オランダ語とドイツ語を使い分けるのも見事で、アカデミー賞あげてよってもんです。
ハリウッドじゃ絶対作れないもんこんな映画、で、ハリウッド女優にこんな根性ないもんね。
ユダヤ人であり、レジスタンスの一員としてナチス将校に近づき情報を流し、しかしその将校と愛し合い、立場が危うくなっても任務にも恋にも忠実に生きたラヘル、期せずして裏切り者扱いされても負けず、謀殺されかけても生き残り、たくましくしたたかに生きる姿に感動しました。

変わって、今日から3日連続でBS hiで放映される劇団四季の「昭和三部作」。戦争の時代を切り取った「李香蘭」「異国の丘」「南十字星」。
「李香蘭」は6月に上演されていたのですが発表会前で行けず。残り2作品も観ていてつらそうなのでお金払ってまでは。。。と思います(ごめんなさい)。
香蘭は以前NHKで放映していたのを途中だけ観て、大変なものを作っちゃってるなと思いました。史実を積み重ねて行く中に、日本人であり中国人の養女となり、両国のかけはしとなろうとした香蘭が運命に翻弄される様は悲しく、不世出のスターとしての華やかさと裏腹に戦争の痛ましさが伝わる秀作です。
でもやっぱり観ていて暗いし重いし、川島芳子役は狂言回しで説明セリフを全部歌うから大変だなあーとか。元祖エルファバ濱田さん熱演。
でも、生オケってどこの劇場だろか。
野村さんはタイトルロールを堂々とこなしていらして美しい。
でもこれ、多分少し前の上演の録画らしく、今年はもっとつらそうだったとか。
はあ。野村さんほどの歌声を持っていても衰えは止められないか。。。というか、働きすぎだろうなあ。

いずれの作品も、戦争に翻弄されながらも信じる道を生きた強く、美しいヒロインたちが魅力的でした。

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