国立近代美術館と国立公文書館を右手に見て、やがて北桔橋門を過ぎると、道はS字を描く。道を渡れば、日本武道館のある北の丸公園エリアとなる。カーブのところに交番が建ち、笛を吹く少女の銅像が立っている。すると、乾門がポッカリと開いた空間の向こうに見えてくる。ここからは、左手に空堀と、右手に車道が並行する。監視カメラや有刺鉄線、歩哨の警官がところどころ立っているのは、吹上御所のあるエリアに近づいてきたから . . . 本文を読む
忍者ハットリくんと、服部半蔵とでは、どちらが有名なのだろう?半蔵門は、江戸城の正面に位置する大手門とは、真反対にある裏門といおうか、搦手門とされる。甲州街道に繋がっており、江戸城有事の際には、将軍が甲府へ落ち延びる道筋にあたる。あの新撰組も鳥羽伏見の戦いに敗れて将軍が江戸城に戻った折、甲陽鎮撫隊と名を改め、甲府の守りに向かったが、進軍が遅れ、勝沼で敗走している。吹上御所に近く、普段使いの門として、 . . . 本文を読む
普段の生活の中では見慣れない風景が、ここ皇居では日常の当たり前の風景なんだと思いながら、1周5kmの道のりを歩き、何かことあるごとにやって来た記憶のある二重橋の見える、正門前の広場に着いた。それにしても、ランニングをしている人が次から次に追い越していくけれど、この皇居のお堀で泳ぐヤツもよくいるらしくて、ところどころに見かける救命用浮き輪の使い古したような傷や凹みが印象的かつ芸術的に、なにげなく置か . . . 本文を読む
鶴ケ峰のイトーヨーカ堂がなくなった。そう聞いたときには、てっきり閉店したのかと思っていたら、はるかに見えるビルの看板が「THE PRICE」に変わっている。行ってみると、少々レイアウトや陳列方法も変わっているかなぁ?て、感じ。以前と違うと思わせるのは、買い物客の多さとその名のとおり「PRICE」だ。セブン&アイ・ホールディングスの店舗のままなのは、商品やポスターにその表示があるから確かで、その意味 . . . 本文を読む
今年は、寅歳。だから、葛飾柴又に寅さんを訪ねた。京急から京成へ乗り換えて、京成高砂駅へ。柴又へは、ここで金町線に乗り換えるのだが、改札を出て1駅歩いた。駅前には「喫茶白十字」などちょっと寄ってお茶したい店もあるけれど、バスが走る道沿いを歩いてみた。シャッター通り商店街というでもなく、そこそこいろんな店がある。夏みかんがたわわに実っていて、歩道を覆い尽くした街路樹?があり、「ハイボールたまちゃん」と . . . 本文を読む
柴又駅前広場に立つ寅さんが振り向く方向に、柴又観光案内所がある。そこで、簡単な柴又マップをもらって、さあ、帝釈天参道を進んでいこう。といっても、すぐ隣には、ハデハデな土産物屋・柴又たま屋があって、奇抜なキャッチコピーでひと目を惹いている。特に「洒落のわかる方・金のうんこ」看板には、なにが洒落なのかわからない。あの石田純一さんが購入した御利益として、婚約できたというのが売りらしいのだが、金のうんこの . . . 本文を読む
帝釈天(たいしゃくてん)といえば、柴又を意味すると言うほど有名なところ。正式名称は、経栄山題経寺といい、日蓮宗の寺で江戸時代初期に開創されたと伝えられる。9世住職の日敬は、長年行方不明となっていた宗祖・日蓮が自ら刻したと伝わる「帝釈天の板本尊」を発見、それが庚申の日であったことから、以来縁日を庚申の日とさだめた。天明の大飢饉のとき、日敬自ら板本尊を背負って、飢えや病に苦しむ人々に拝ませたところ、不 . . . 本文を読む
矢切の渡し乗り場から新八水路の辺りで土手を上ると、寅さん記念館の屋上に出る。階段を下りると中庭に出た。中庭には、日本地図と映画・男はつらいよのロケ地となった場所が焼き付けタイルで表示され、その1話1話の名セリフが書かれたボードも設置されている。ベンチには置き忘れられた寅さんのカバンがあった(上写真)。チケットにしたって、入口にしたって、遊び心が見える。それにしても「寅さん」といってわかる人がどのく . . . 本文を読む
さて、帝釈天の参道へと戻る。この参道は、あの「男はつらいよ」の中に必ず登場する。この葛飾柴又が、寅さんの生まれ育った町であり、腹違いの妹・さくらが暮らすおじちゃんの店が帝釈天の参道にあるからだ。映画の第1作から第4作まで使われた店「柴又屋」が老朽化のため建て替えられ、改装後「とらや」を屋号にしたため、映画の中の「とらや」は第40作から「くるまや」という屋号に変わった。帝釈天に一番近い草だんご屋は「 . . . 本文を読む
隣りに中華そば・日高屋があって、それも店舗は2階にあるという、普通なら条件が悪いにもかかわらず、昼時に行くとほぼ満席だ。鶴ケ峰駅を下りて、1分も歩かない、和菓子の末広の2階にある。立地としては悪くない。ランチメニューがあり、常時5種。通常メニューの単品も注文できる。この日のサービス・ランチは次のとおり。 1 ホイコーロー 2 豚肉しょうが焼 3 若鶏甘酢あんかけ 4 キクラゲと豚ひき肉の玉子炒め . . . 本文を読む
散歩をしていたら、三ツ境商店街を下ったハズレの方に人だかりがしている。なんだろうと看板を見ると鯛焼きの店だった。いつの間にオープンしたのか?この少し手前にも、鯛焼き+たこ焼き+やきそばを売る店があったが、2年ほどで閉店してしまった記憶がある。とにかく、通勤での行き帰りには時間の関係で、店が開いているときに来合わせたことがないし、休日に買い物となると、車で大型ショッピングセンターとか、スーパーマーケ . . . 本文を読む
NATAS natas(ナタスナタス)という名の店が、鶴ケ峰にオープンした。「キサス・キサス」ではない。(古!)オープンを知っている人がどれだけいるのだろうか?と疑問を抱くほど、私も気づいたのは、内装工事を終え、看板が掲げられたときだった。派手な花輪も、音楽も、チラシも配るでもなく、いつの間にか開店した。外観からして、美容院かなと思ったけれど、隣りに低料金の美容院があるから「なんだろう」と気にして . . . 本文を読む
何の気無しに目をとめた中に、ときどき「?」というものがある。トマソン物件などは、ある学問分野を形成するまでにメジャーになった。それから、ワープロなどの誤変換も話のネタにされる。今回見つけた掲示は、新型インフルエンザなどの感染症やノロウィルスなどによる食中毒の予防のために、手洗いについて解説したもの。 ① 流水で濡らし、石けんをよく泡立ててこする。 ② 手の甲を洗う。 ③ 指の間を洗う。 ④ 親指 . . . 本文を読む
エコ。それだけで、さまざまなものが変化を起こしてきたし、これからも変化し続ける。八ツ場ダムでも、多くの人たちが、政治の流れに翻弄されてきたし、辺野古基地問題もまたしかりである。規制緩和で、ガソリンスタンドがセルフ給油可能となって、価格に微妙な競争がはじまり、そこへ、ハイブリット車や低燃費車が続々登場し、消費量が減ったうえに、デフレで所得が減り、雇用も不安定となり、マイカーの需要も下降線では、ガソリ . . . 本文を読む
牛角をはじめ、焼肉店が乱立している。それでも、ファミレス展開している店舗を除けば、ランチタイム営業している店は少ない。ここ、太公望は、昼間から七輪で煙をモウモウと上げているお客さんが、あっちにも、こっちにもいる。焼肉ランチは、1000円だ。そして、タイムサービスランチは、600円。なんと、カルビビビンバセット、カルビ玉丼セット、カルビ月見丼セット、カルビクッパセット、カスビそぼろ玉子おじや、温麺セ . . . 本文を読む